この本の表紙の作り方(笑)
Poserで作ったポーズ。
表紙と違うやん!
俊樹「私についてきなさい!」
って感じにしたかった。
選挙演説っぽく。
後から作業しやすいように、
パスで輪郭をとっておく。
右手も、忘れない様に指の間を詰めます。
政治家が指の間開けてどうすんの!
ポーザーでは指の間がどうやっても閉じない。
(指を太らせれば閉じるでしょうけど、そんなのイヤ)
顔を変える。
ここまで来て、イヤになって、
Poserでポーズの作り直しをした(笑)
笑っていた口を、数値を戻して閉じさせる。
(これができるのが凄い……)
仕上がりのポーズを保存しておくと、
そこからいくらでも修正がききます。
表情を変えることができるのが最大の利点!
(最新版のみ? 昔のPoserでは表情を変えられません)
数値をいじってカメラ目線にする。
どうせフォトショで眼球は別ファイルにするので、
視線は実際にはどうでもいいんですが
『絵的』に雰囲気を出すために合わせておきます。
●眼鏡を外している右手を作る。
デフォルトの『手のポーズ』から
やんわり握っているポーズを適用。
↑ではまっすぐになっている指が。
ドン!
一瞬で
握り拳みたいになります。
全部均等に曲がっている指を、
眼鏡のツルを持っているように、一本一本変えていきます。
これが楽しい♪
手は口ほどにモノを言い
ってね。
俊樹さんの優雅さを
この右手一つに込めて表現するのですよ!(シャウト!)
男の人なんだけど、
ガサツな人じゃないので
『綺麗』に整えます。(握り拳)
角度を変えたら、手が顔に来てませんでした。
とにかく指をツルの位置まで持っていきます。
↓肘の角度を内側に変えて、顔に近づけます。
脇が開くとみっともないので、しっかり閉じた状態で、肘から先だけ動かす。
このとき、関節可動域のチェックを外しておかないと
ここまで手が曲がらなかった筈。
小指の形が不細工だったので、
根元の関節を伸ばして整えます。
小指と薬指の間に隙間が開いているのが我慢できなかった……
後、たしか人指し指と親指も伸ばした筈です。
Poserは完全な人間の骨格は表現してくれません。
股関節とか、掌とかは曲がりません。
だから、角度を変えて見ると、
指は一本一本全部開いています。
それを閉じてるように見せないと、性格が俊樹さんじゃなくなります。
掌を広げたときに、指の間を開けない!
それが政治家(笑)
(実際に選挙戦でそういうふうに教育される)
●ライティングを決めて書き出し、フォトショで開きます。
何度見ても、肌の色塗りが要らないってだけでも、
Poserの価値がありますよ。
一番凄いのは
顔のデッサンが絶対に狂わない!(笑)
せっかくPoserで作っている、『バランスの取れた目鼻の配置』を狂わせないために
ガイドを引いておきます。
目頭、目尻を位置をXY両軸でポイント。
目を動かすときの選択範囲は眼窟ごと囲みます。
Poser出力のままの目(笑)
睫毛どこから生えてんねん!
しかも、途中でコキッと折れてるし。
丁寧に消して、書き直します。
どのみち、Poserの出力は
『人間に見せる』ように、肌にしわや汚れや毛穴があります。
漫画絵でそんなん要らないので
ボカシをかけたり、指先ツールで撫でたりしてフラットにします。
俊樹さんは章彦さんのように『漆黒』の髪ではないので、ちょっと茶色っぽい睫毛。
眼球はPoserのままでいじっていません。
ただ、この時点で、眼球部分だけ別ファイルにして、
顔レイヤーの下においています。
この睫毛は、髪の毛と同じレイヤー操作で『ドロップシャドウ』と『エンボス(内側)』が
掛かっています。
フォトショップの『アクション』で設定して
ボタン一つで、『ドロップシャドウ』と『エンボス(内側)』が設定された新規レイヤーが
できるようにしてあります。(アクションって神様!)
●眉毛
全部消して、眉山から書いていきます。
お化粧するときと同じ手順で。
大幅にはみ出さないように、ガイドを書いておきます。
●眼鏡を掛ける
イラストレーターで作った眼鏡を読み込みます。
パスでツルの部分を書きます。
赤いラインは説明のために引いたもので
そのすぐしたの黄色いラインが当たり線です。
眼鏡の下にレイヤーを作り、パスを塗りつぶします。
さらに耳に掛かる部分を別レイヤーで塗りつぶします。
画像紛失。
眼鏡に『エンボス(内側)』でメタルっぽくした後
肌色の調整に入ります。
●肌色の調整
肌レイヤーを複製し、ポスタリゼーションを掛けます。
一番薄い色を色域選択。
これは、Poserでモデルを作って表紙を書き始めたころからしている作業です。
肌の艶をどうにか、機械的に挿れられないかと(笑)
肌の『てかり』って、一番明るい部分と一番暗い部分の際にできますよね。
両方テカるとうざいので
『薄い色を選択』し、
ポスタリゼーションレイヤーの上に
新規レイヤーを作り、選択線を白で描画します。
『危険な系譜5 秋谷修矢』の時は
上記と同じ手順で、
明るい色ではなくて、一番暗い色の際に白を挿れました。
暗い部屋だったので、その方が際立つと思って。
『編集』-『境界線を描画』 カラー、白。
薄い色を囲む様に白いラインが入りました。
白い線を書いたレイヤーを複製して統合して濃い線にします。
このレイヤーを二枚作って、一枚を不可視にしておきます。
ぼかします。
ほーら、ツヤツヤ♪
先程不可視にしたレイヤーを可視状態にし
先程のボカシより少し薄めにぼかします。
- ←最初に書いた白い線
--- ←二枚目の白線のボカシ
------ ←最初に作った白線のボカシ
こうして、ボカシ幅の違うものを重ねることで
もっと艶が出ます。
ボカシレイヤーを二枚重ねた状態。
影の部分まで白くて、変です。
手でチクチク消していけば良いのですが
面倒くさいので
機械的にやります。
『選択』-『色域指定』で、
影の部分をクリックします。
すると、それと同じ色の部分が選択されます。
つまりは、影の部分だけが選択される、ということです。
選択された部分を『削除』
影がくっきりして、いい感じになりました。
色をもっと整えます。
わかりやすいかと思ってgifアニメにしてみましたが
容量節約のために色を飛ばしすぎました(笑)
でもまぁ、これぐらい、色を変えます。
『イメージ』-『色調補正』-『明るさ・コントラスト』
『イメージ』-『色調補正』-『露光量』(←ナニがどうなのか理屈はわかってないけど使う)
テレビで女優さんに『顔ライト』が当たっている様に
白飛びさせる。
眼鏡のツルが耳に掛かっている部分を消そうとして
ペンタブが転がった(笑)
↑途中で消しゴムが浮いて、『2タッチ』になっている。
昔のフォトショだと死んでた……
『フォトショ5』ぐらいまでは
取り消し一回しかできなかった筈。
6ぐらいから、『ヒストリー』ができた。
『ヒストリー』なんてイチイチつかわんやろ
とか思ってたけど
使ったら超便利!
本当に、フォトショの進化は目を見張るわぁ……
●服を着せる。
相変わらず赤で下絵。
べったり、色合わせをしてみて……
髪の色がきまらんと、服の色決められへんやん
と
先に髪を書くために生え際の下絵を書いてみた。
俊樹さんは生え際の揃っていない人(笑)
(小説内では一度もそんなこと書いてないけど)
すんごい几帳面なのに生え際が乱雑、というアンバランス。
を目指してみた。
睫毛の時にも使った
『ドロップシャドウ』『エンボス(内側)』のレイヤー効果つきレイヤーに一本一本描いて行きます。
(けっこう、気が遠くなります)
レイヤー効果が掛かっているので
書き初めとかに『ダマ』になったり(笑)(ボールペンみたいに)
するので、注意して書きます。
レイヤー効果が掛かっているので、線が交差するとへんになるので
線が交差しないよう全体を書いてしまい
その隙間を埋めるのは別レイヤーを立てていきます。
なので、髪の毛だけで2、30枚レイヤーを立てます。
(その都度統合していくので、常に立っているのは6枚ぐらい)
全部埋めるのは大変なので
地肌を茶色で塗って、隙間を埋めていきます。
レイヤー効果が掛かっているのに線が交差した部分 ↓
こんなふうに、変な『もりあがり』に見えます。
これは一番下なので気にしませんが。
一番上のレイヤーは気をつけて、これが出ないようにします。
真ん中分けにしてみた。
うーん……
分け目を無くしてみた。(全部、描き直しています)
うーん……
実際にはこんな感じになると思うんだけど……
なんか、ナニカが足りない……
仕方ないので前髪を降ろしてみた。(また全部描き直してます)
この俊樹さんの髪の毛だけで右手の腱鞘炎がぶり返しました。・°°・(>_<)・°°・。
イタイヨー……
いつもなら、自然治癒を待ちますが、
〆切前にそんなことを言ってられないので、
二年ぶりぐらいに湿布貼りました……
生え際がおかしいんだよ……
生え際に色気が無いんだよ!
章彦さんのはいい感じにできたと思ったんだけどナァ……
ということで、トリミング(ちからわざ(笑))
じゃあ、風呂上がりにしよう。
ということで、服レイヤーを捨てて、あらたにガウンレイヤーを
適当に塗りつぶす。
↓『ぼかし(移動)』を眺めに使うと、『動線』として使えます。
(シャープさはないですが、カラーなら十分かと)
手で書きたくないが為に、いろんなことします。
↓この輪郭を影に使う。
手でタオル地書けよ、ってことですね。
なんとなくタオル地っぽい?
全体を見ながら色設定。
肌色を際立たせるのと
俊樹さんのクールさと
鑑みて
青。
タオル地というよりは、毛皮みたいですね。
どっちでもいいです……
つか、
風呂上がりに、素肌に毛皮を羽織る財務大臣! フワワッ!
どこまでイケイケなの。
俊樹さんは女王様だからそれでもいいけど。
●仕上げ
眉を寄せて、もうちょっと感情を出してみた。
そして、大っっ好きな、ホワイト挿れ~♪
涙なんて描いたりして。
眼鏡で隠れて見えないけど
まぁいいか。
c=”https://giren.net/test20200405/wp-content/uploads/2020/04/20100430_888466.jpg” alt=”ポーザーとphotoshopで同人誌の表紙を作る” class=”pict” height=”788″ width=”650″>
脳内設定としては、後ろに立った人に眼鏡を外されて、ムカついている(笑)図
この手が俊樹さんの手でもいいんだけど、他人の手でも面白いな……と
まぁ、どっちでもいいんですけど。
アップで見ると、眼鏡のゆがみが酷いですね。
顔に合わせて遠近かけたりいろいろ歪ませたので。
ハッ!
レンズ挿れるの忘れないようにしようと思ってたのにっ!
忘れたっ!<(ToT)>
なーんか、納得できないので左右反転してみた。
いいんじゃないですか?(笑)
髪レイヤーを複写して『焼き込みモード』にしてずらす。
不透明度を落として影にする。
眼鏡も動揺に、レイヤーを複写して不透明度を落とす。
眼鏡はフレームに白い部分があるので
眼鏡以外を選択して反転、で黒く塗りつぶし、影として使う。
眼鏡の影をぼかす。
完成
イラレに配置して、完成。
22時33分にこのブログを書き始めて、ただいま2時54分。
そして、画像の用意はその中にはいっていない。
でもこういうの、作ってると楽しい♪
あ、そう言えば
フォントを買おうと思ってたんでした。
小説本文のフォントが気に食わなくて
今のしか使えないんですよね。
あれ、タイトル用のフォントなので見にくいんじゃないかと思うんですが。
(かすれることは絶対にないので、印刷としては十分なんでしょうけど)
他のフォントは、ひらがなが大きいんですよ。
表紙のタイトル文字ぐらいでしたら
いちいちひらがなを小さくしたりとかしますが
本文でそんなことしてられないので
必然的に、唯一、ひらがなが漢字より小さいこのフォントを使ってます。
(『EPSON太明朝』だったと思います。プリンター買ったらついてきたフォントの筈)
フォント買いに行かなきゃいけないんですけど
ナニがいいのかなぁ……
一覧してくれているサイトはあるんですが
そんなの、自分の文章で読まなきゃ意味がないというか(笑)
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