【Daz Studio4.6】HDR ProSets Yosemite Packを使ってみた【背景ライト】

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今回のセール品で、『背景&ライト』の製品が来ました。

HDR ProSets Yosemite Pack Two

前にも、『1』が出た、ヨセミテ公園の自然背景セットです。

 

これは、HDRという技術を使って、背景を被写体に映り込ませてリアルな自然光を演出する背景セットです。

専門的にはなんかいろいろあるんでしょうけど、エンジンの仕組みしらなくても車は運転できるんだよ!

 

初心者のかたにこそ使ってほしい、お手軽リアルライト♪

 

HDR ってなんじゃらほい。

↓理屈としてはこういうことなんですが、もっとはっきりわかりやすく、実例で見てみましょう。

【ライト】15分でわかるHDR&IBL【Daz Studio4.5】 | Create3D

 

ということで、ファイルを作ってみた。

 


これ、READMEもノットファウンドなら

131004_D 天川和香 Create3D1959

 

リードミーも入ってない。

131004_D 天川和香 Create3D1958

 

シーンデータで入ってるらしい。

131004_D 天川和香 Create3D1958 - コピー

シーンデータ?

 

今までそんなものあるの知らなかった。

↓ここにある。

131004_D 天川和香 Create3D1961

このシーンと、↓の動画(別のアイテムの使い方)から、使い方を推測する。(え?)

リードミー無いんだから、しかたないやん。

 

公式の使い方かどうかはわからないので、先に断っておきます。ごめんね。

 

↓左上のをロードする。
131004_D 天川和香 Create3D1962

↑景色一覧なので、好きな緑色を選択するといい。

景色を魚眼レンズでのぞいた状態の絵がアイコンになっています。多分。


 


プレビューはこんな感じ↓

131004_D 天川和香 Create3D1963

背景に樹木があって、地面がグレー。

 

シーンはこんな感じ。

131004_D 天川和香 Create3D1964

グループ内のファイルの内容。

上から

  1. ディスタントライト1(どうしても光の方向を変えたいときはこちらを変える)
  2. ディスタントライト2(これはなるべく触らない)
  3. 背景の写真
  4. シャドウキャッチャー

※シャドーキャッチャーとは『陰を作るための透明な床』。

 

 

これをレンダリングするとこう。↓

131004_D 天川和香 Create3D1965

シャドウキャッチーは表示されず、下草はちゃんと表示される。


人を立たせてみよう。

 

V6で。

131004_D 天川和香 Create3D1966

 

Udane HairVictoria 6 Pro Bundle

服一式 Caped RogueVictoria 6 Pro Bundle

ポーズ、V6デフォルト。

表情 Sweet Emotion V6Victoria 6 Pro Bundle

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、なんて綺麗なレンダリング♪

2

デフォルトのままでレンダリングした。

ライトもなんにもつけずに。

 

↓『~プレイン』がシャドーキャッチャーなので、それを不可視にする。

131004_D 天川和香 Create3D1967

 

 

シャドーキャッチャーを消すと下草が見える。

(背景は写真一枚だから)

131004_D 天川和香 Create3D1968

右後ろの光の下に立たせたい。

 

↓アイテムのトップディレクトリグループを選択して

131004_D 天川和香 Create3D1969

 

パラメータで移動。

131004_D 天川和香 Create3D1970

 

明るい下に立たせる。

131004_D 天川和香 Create3D1971

 

レンダリングすると、ちょっと画像がぼけた。

3

背景写真に近づけすぎたらしい。

フィギアがゼロ地点にいることが前提の背景なので、あまり距離をいじらない方がいいみたい。

 

背景の位置を動かさず、Y軸回転(水平回転)だけで明るい場所を探す。

131004_D 天川和香 Create3D1973

 

ここかな。

131004_D 天川和香 Create3D1971

 

シャドーキャッチャーを不可視のままレンダリングすると、陰がつかない。

131004_D 天川和香 Create3D1964

↑レンダリングの場合は、これをちゃんと表示状態にしてからレンダリングしよう!

 

左、シャドーキャッチャー無し。 右、シャドーキャッチャーあり。

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ハイヒールの分か、ちょっと位置がおかしいけど、陰がありますね。

 

あ。

ハイヒールの分、爪先が地面より下にあるから、その分が陰に計算されなかったんだ!

ハイヒールなのに、足の形を普通にしてたから、なんか違和感あったんだ。

足の形をハイヒールポーズに変えた。(足首と爪先をベントで曲げるだけ)

 

 

HDRやるなら、普通の服より、メタルの方が判りやすいから

ボットGenesis出そうと思って

ついでだから、このV6で絵を作ろうとしてちょっとエフェクトくわえてみた。

 

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「この私に逆らって、ただで済むと思うの? その愚かな短い人生を、ここで燃え尽きさせてあげるわ!」

ゴオォォォォォッッ!

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手前の大きな炎は、Jepe’s DragonFireのJepesDF01m(Jepe’s Z-Bundleに同梱)

背景の火花はJepe’s ElementZのE21c(Jepe’s Z-Bundle IIIに同梱)

 

ライトはデフォルトのファイアリーライト。

131004_D 天川和香 Create3D1976

このライト、画面が華やかになるので大好きさ♪

 


ボットGenesisでやってみた。

 Bot Genesis

Bot Genesis

これ、初めて使ったけど、フィギアじゃなくて服だったんだね。

Genesisを出して服のカテゴリにいたのに驚いた。

 

 

左、シャドーキャッチャーあり。右、無し。

910

左は足元左がわにうっすらと陰が出てる。

 

 

ついでに、同じ仕組みの他のアイテムも検証。

HDR Pro Sets Urban Recreation

ヨセミテは完全な自然の中ですが、こっちは現代生活圏。

背景に人工物が入っています。

 

↓なんの設定もしていないのに、陰もくっきり!

1314

 

 

 HDR ProSets Monterey

HDR Pro Sets Monterey

これも、人工物の背景です。

 

↓これは、背景がフィギアへ映り込んでいる様子が、はっきり違っているのがよくわかりますね。

1516

 

シャドウキャッチャーは別アイテムでした。

131004_D 天川和香 Create3D1984131004_D 天川和香 Create3D1985

 

でも、デフォルトだと、地面が薄暗いので似たような感じ……

 

左、シャドウキャッチャー無し、右、有り。

15131004_D 天川和香 Create3D1983

 

 

 

シャドウのソフトネスをゼロにした。

131004_D 天川和香 Create3D1987

この方向に陰がついているらしい。

131004_D 天川和香 Create3D1986

 

この設定でレンダリング。

131004_D 天川和香 Create3D1988

左が↑の設定の陰有り。右が陰無し。

1715

ここらへんは好みと光の方向ですね。

 

 

どれも、特殊なライトはつけていません。

この背景はどれも、背景色が被写体に映り込む設定になっています。

 

これが、HDRです。

 

判りやすいように、映り込み部分だけ並べてみました。

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背景が、みんな微妙な色差の草原なので分かりにくいかもしれませんが

メタルに映り込んでいる色が違うのがわかっていただけると思います。

右半分は判りやすいですね。

 

下からは草原の反射で緑の光を、上からは太陽の光でうす黄色い光を

とか考えてライトを設置しなくても、

この背景セットを使えば、ポン、とワンクリックで、背景とライトが決まる。

そういうアイテムです。

 

ライトが勝手に決まるのが、かなりありがたいです♪

 

ここまでごらんになったあなたは、↓このアイテムの説明画像の意味が

おわかりになると思います。

 HDR ProSets Monterey

HDR Pro Sets Monterey

 

↑の説明画像にある↓これが、背景によって、映り込む色が違いますね。

131004_D 天川和香 Create3D1982

それだけリアルにレンダリングできますよ、というアイテムです。

 


気付いた注意点。

 

■光の方向を変えたい場合

背景写真に合わせて、ライトの位置が設定されていますので、基本のライトは触らずに

部分を照らすライトを追加して使うようにしてください。

影の方向自体を変えたい場合は、Y軸回転で背景セットをぐるっとまわしてください。

 

■背景を回転させるとき。

グループごとY軸回転してください。

横移動はあまり使わないように。写真が拡大されて、せっかくの綺麗な景色がぼやけます。

 

 

■かなり大きいアイテムです。

ライトも二つありますので、その分、ロードやレンダリングには時間がかかります。

これらはマシンパワーに依存します。

 

 

使い方おさらい。
  1. フィギアを出す。(服を着せる、ポーズを付ける)
  2. 背景セットを出す。
  3. 背景を回転させて良い場所を探す。
  4. レンダリングする。

 

これだけ♪

 

もう一度。

 

フィギアを出す。(服を着せる、ポーズを付ける)

131004_D 天川和香 Create3D1977

 

背景セットを出す。

131004_D 天川和香 Create3D1978

 

背景を回転させて良い場所を探す。

(Y軸回転のみがオススメ)

131004_D 天川和香 Create3D1973

131004_D 天川和香 Create3D1979

 

レンダリングする。

131004_D 天川和香 Create3D1980

 

 

これだけです♪


↓下記、四つとも、使い方は一緒です。

DazStudioの前のバージョンでは『グループ機能』がありませんでした。

下二つはその時期に発売されたものですので、アイテムがグループに入っていません。

シーンでのぱっと見た目が違いますが、そういう理由です。

 

下二つは現代人工物が見えていますので現代にしか使えませんが

ヨセミテの方は自然だけのものが多いですので、ファンタジーでも古代でも使えます。

ヨセミテの方が使い勝手は高いですね♪

 

今回のセール品のヨセミテ2はこちら。↓

 $1.59

HDR ProSets Yosemite Pack Two

プラチナアイテムより安いですし、ポイントも着きますので、今が買い時!

これ一つで、自然背景はバッチリですよ!

 

 

とうふさんよりの詳細情報♪ いつもありがとうございます♪

スカイドームが2重になっていまして、カメラ用と反射用で可視にされるドームが違うんですね。

そして、反射用のドームはHDRIがマッピングされています。

つまり、カメラから見える背景はトーンマッピングされた美しい景色になり、

鏡面反射に映りこむ背景はHDRI でコントラストが高く、とてもリアルな反射が得られます。地面はシャドウキャッチャーになっているので影がちゃんと出ますし、これだけ揃ってプラチナ価格$1.99というリーズナブルなお値段。

私は毎回買ってます。・゚・(ノ∀`)・゚・。

リアルレンダリングに執心してらっしゃるとうふさんもオススメのアイテムです♪

Daz Studioのリアルレンダリング、Blenderでのアイテム作成などとても詳しいとうふさんのサイト。

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豆腐アラモード

 


【DazStudio4.6】HDR ProSets Yosemite Packを使ってみた【背景ライト】

でした。

 

DAZライフを楽しんでくださいませ~♪

 

 

Enjoy!&Thank you♪

2013_10_04(金) pm02:32

コメント

  1. とうふ より:

    この背景セットはすごく気に入っています。スカイドームが2重になっていまして、カメラ用と反射用で可視にされるドームが違うんですね。そして、反射用のドームはHDRIがマッピングされています。つまり、カメラから見える背景はトーンマッピングされた美しい景色になり、鏡面反射に映りこむ背景はHDRIでコントラストが高く、とてもリアルな反射が得られます。地面はシャドウキャッチャーになっているので影がちゃんと出ますし、これだけ揃ってプラチナ価格$1.99というリーズナブルなお値段。私は毎回買ってます。・゚・(ノ∀`)・゚・。