簡単に音楽PVのような背景を作る。【Daz Studio4.5】プリミティブで。

3DいじりDaz StudioDaz Studio 基礎講座チュートリアルメイキング作業記録

この記事は約8分で読めます。

きらびやかな、音楽プロモーションビデオ(PV)のような背景を作ってみましょう♪

11111

↑完成図。


 

 

本物のコンサートステージはこちらで。

【DAZ特集】舞台などのステージセット。 | Create3D

 

 

被写体を呼び出します。

130505_D9021

ポーズをとらせます。

ヴィクトリア スーパーモデルを呼び出して、ステファニーのポーズをとらせます。

(たまたまそこにあったからで、なんのポーズでもいいです)

 

青枠と赤枠で何が違うかと言うと、

赤い方は足がヒールポーズになっています。

130505_D9019

 

カメラを用意します。

今回はレンダリング有りきなので、先にカメラを出します。

130505_D9022

 

真ん中のチェックをつけると、プレビューのカメラ位置が

ニューカメラの位置になります。

130505_D9023

 

すかさず、カメラ目線に変えておきましょう。

130505_D9025

私はここでよく、プレビューでカメラを決めてしまい、

カメラを作り直します。(笑)

 

 

ポーズをいじくります。

130505_D9027

明暗の激しいステージで映えるように。

【DAZ】ポートレートを作る。その2 完成 | Create3D

↑で書いたように、体のラインと指先は綺麗に輪郭が出るように。

 

今回は綺麗な横顔と、足の長さを強調します。

 

影を着ける床を配置。

130505_D9028  130505_D9029

 

130505_D9030

 

シーンにプレインが出ています。これが床。

130505_D9031

 

拡大します。

130505_D9032

 

カメラの外にある必要はないので、

130505_D9033

 

回転と移動でカメラの向こう側にします。

130505_D9034130505_D9035

 

ライトの設置。

130505_D9036

一つ目のスポットライトを出します。

 

スポットライトって最初が大体こんな感じになりますが

130505_D9037

 

どこも照らしていないので、アカリが見えないだけです。

130505_D9038

 

ライトの出口がヴィクトリアの右ふくらはぎに埋まっています。

130505_D9040  130505_D9041

引き出してやると、ふくらはぎが照らされました。

 

ここから、ライトを移動します。

上から下に照らすので、X回転で270度。縦にします。

130505_D9042

 

130505_D9043

 

持ち上げる。

130505_D9044

 

横移動する。

130505_D9045

 

右手の平を照らします。

130505_D9046

 

四画面でライトを動かすと、一気に場所を決められます。

130505_D9066

 

画面分割の方法については下記記事で↓

【画面レイアウト】プレビュー画面を分割する。【基本のキ】【Daz Studio4.5】 | Create3D

 

右手の指が綺麗に見えるように

腕にライトを当てて、背景の太股を暗くなるようにライトを調節します。

(太股と掌が重なっても、両方のシルエットが見えます)

130505_D9078

 

ポーズって、こうやってずっと見てると、

ゲシュタルト崩壊を起こして、人間の体をしているのかどうか、わかんなくなって来ますね(笑

 

手の影が面白かったので、スポットライトの円形のアカリを絵の中心に据えました。

130505_D9083

 

もうここは動かさないので、グループに入れてしまいます。

130505_D9085  130505_D9086

 

背景を作成します。

無料DAZで使えるプリミティブ(基本形状)を作成します。

130505_D9087

 

円筒(シリンダー)を選択。

130505_D9089

縦に長い筒を作りたいので、↑の設定で。

 

ゼロ位置に出てくるので、高さを変えてヴィクトリアの後ろにします。

130505_D9092

 

同じように二つ円筒を足して

130505_D9093

 

テキトーに組み合わせます。

130505_D9103

 

その三つをグループに入れます。

130505_D9094

 

そのグループを選択して、

インスタンス。(複製作成)

130505_D9104

10個ほどでいいでしょう。

 

 130505_D9105

 

 

 

 

ヴィクトリアの後ろにずらっと並びます。

130505_D9098

 

上面図でこんな感じ。

130505_D9099

 

それを、レンダリングのカメラフレームにうまく収まるように高さや回転を掛けます。

130505_D9101

両端はヴィクトリアの手前に持ってきます。遠近感を着けるために。

 

上面図だとこんな感じ。

130505_D9100

 

これに、もう一つのライトと、マテリアルを設定します。

130505_D9102

 

リニアポイントライトを着けてみました。

130505_D9106

 

ライトパラメータで照らす範囲を大きくします。

130505_D9109

 

こんな感じ。

130505_D9107

 

上面図

130505_D9108

 

 

ポイントライトだと、地面が明るくなってしまったので、スポットライトに変更。

130505_D9113

 

130505_D9115

 

結局、三つのスポットライトと、一つのリニアポイントライト(一番下の丸いの)で

130505_D9119

 

こうなりました。

130505_D9122

 

背景にも、プレインを置いて、透明部分を無くします。

130505_D9124

バックを黒くするか白くするか……

ライトがあたって白くなっているので、黒くするなら、遠くに置く。

 

サーフェイスを決めてから考えましょう。

 

 

マテリアルを設定する。

Hardcore Utility Shaders DSの金色を当ててみた。

130505_D9125

このセットの最初の目的がこれだったんだよね。

簡単に黄金伝説♪

 

なんかつまんないな。

 

背景と下も金色にしてみようか。

130505_D9126

う……うぉおっ!

 

こういう、映り込みとかが簡単にできるのが3dの旨味♪

 

 

 

Metalized Glassのお気に入り当ててみた。

130505_D9127

130505_D9128

殺伐。

 

とにかく、下に照らしてるスポットライトの邪魔をしちゃいけないんだよ。

左を照らしているスポットライトの照射位置を上げる。

130505_D9129

 

シェーダーに斑が入っているぶん、掌の影が目立たなくなった。

 

ステキシェーダーが、肌色を円筒に映り込ませてますね。

Interjection – Surface Injections for DAZ Studioは最初からついています。

 

床だけ、ハードコアユーティリィのシンプル銀色を当てた。

130505_D9130

 

背景がこれだけ暗いと、人物の輪郭が光った方がいいね。

 

ハードコアユーティリティの金色の黄色を保存。

130505_D9131

 

床以外にこのシェーダーを掛けて、

130505_D9127

ここ↓をメインに他のグレーっぽい色を黄色に変える。

130505_D9133

 

 

130505_D9127

 

 

 

 ←これの、金色できあがり。

 

 

勿論、そっこうシェーダー保存します。

130505_D9162

 

 

130505_D9137

後ろの壁にライトが反射して白くなっているので、

壁をななめにする。

 

130505_D9138

 

左側の白い反射が無くなった。

130505_D9139

 

↓この光ってるのはなんだろう。

130505_D9139

 

円筒の尻だと思って、円筒を全部前に傾けてみたけど映ってる。

130505_D9140

こんな所にオブジェはないんだけどな。

 

 

後ろの壁への反射らしい。

130505_D9141

 

じゃあ、壁をもっと斜めにしたら……見えた。

130505_D9142

後ろの壁に円筒の尻が反射してるんだ。

 

こう倒していた壁を

130505_D9143

 

こう倒す。

130505_D9144

 

スポットライトの反射がまずい。

130505_D9145

 

壁を遠ざけました。

130505_D9148

 

 

130505_D9147

 

上が明るいので、壁の角度を変えました。

130505_D9149

 

 

足元の映り込みを外したいので、後ろのシリンダーを下げて

130505_D9151

 

 

拡大しました。

130505_D9152

 

前から見た感じは一緒っぽい。

130505_D9153

 

もっと映り込んでる……なぜだ……

130505_D9154

円筒の解決方法が思いつかないので、元に戻しました。

 

この白い反射が邪魔。

130505_D9156

 

顔ライトがあたっているようなので、円筒を下げる。

130505_D9155130505_D9157

手前のは、ぐっと前に寄せ、画面上の大きさが変わらないように縮小した。

 

 

130505_D9159

背中にライト当ててるやつは誰だー!

背中にあたっているライトをずらしました。

 

上から下まで隙間が開いている部分を詰める。

130505_D9160

 

服と髪は着けるつもりだったんだけど、これでいいよね。

 

------------------------

ひとまず、完成とする。(縦1000pixel)

1111

このあとはセンスだ!。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。

------------------------

カメラ設定をちょっくらいじって背景をぼかしてみた。

130505_D9161

 

映り込みもぼけるんだね。

11111

どっちがいいのか、よくわかんないな。

 

ぼけたしとか、ピントの焦点とかいうものに

今の私の感覚が開かれていない。

ま、そのうちわかってくるだろう。

 

 

 

---突然小話開始---------------------

 

彼女は走っていた。

自分が誰かもわからず、ここがどこかも判らず、ただ走っていた。

11111

大きな手で後ろからつかみよせられる恐怖に煽られて、走り続けた。

 

ふと立ち止まった時、その手の影は己の影であり、目の前が崖であることに気づく。

右に行くか、左に行くか……

 

大きく深呼吸をして、彼女は歩きだした。

自分の未来へと向って。

 

自分が誰かのクローンであると、彼女が知るのはずいぶんあとのことだった。

心臓の臓器移植のために、彼女は作られたのだ。

 

---突然小話終了---------------------

 

母が買ってきたエグザイルのDVDに似たような背景があって

あれならプリミティブだけで作れるな、と思って作ってみた。

 

えらいながいこと掛かった。

 

 

 

プリミティブだけでも、変わった背景は作れますよ。

ということで。

今回は終わり!

 

ありがとうございました!

 

Enjoy!

 

 

=== 天川和香 === あまかわわか ===_Waka Amakawa_==

2013_05_05(日) pm02:12

コメント