【Maya】日本刀、歌仙兼定を作る。17 【柄巻を整える】ごたく

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Autodesk Maya 2014で日本刀、歌仙兼定を作る。

 

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  歌仙兼定の刀を作る | Create3D-3dCG制作作業日記

 

柄巻のメッシュを、柄のメッシュに揃える。続行。

前回、ごたく書くのに一時間超過w

 

そのまま他のことをしそうになったけど、柄巻やる。

今日で全部整列させる。

 

こういう作業をしてます。↓

【Maya】頂点をエッジに揃える – YouTube

 

何回もZBrush 4R7で揃えたあとにこれをやってるから凄い手間だけど

最初にやってれば、最小の手間ですんだ。

さっさとやるべき。

 

思いついたことは即実行したほうがいい。

 

小説のネタは熟成させても醗酵する場合があるからいいけど

3dとかのこういう『手法』を思いついたのは、熟成させたら腐るだけ。

即する。すぐする。いますぐする!

 

 

英語でも、最初は『ブロークンでも通じればいい』って思うけど

それでずっとやってると、『ちゃんとしゃべりたい』って思うようになる。

 

3d作成も一緒で。

最初は『カタチになればいい』んだ。

自分で使う分には、そのメッシュにあったテクスチャつけるし

最初はテキトーマテリアルだけで満足できる。

 

けど、やってくと、メッシュがキレイじゃないとUVがキレイに展開できないとか

メッシュがキレイじゃないと、テクスチャを当てるのが困難だとか

そういう問題に気づくから

『キレイなメッシュを作る』ことを注意するようになる。

 

最初から『キレイなメッシュ』を作ることを目指せばいいと思うだろうけど

そんなことしてたら、『作る気がなくなる』んだよ。

 

最初は汚いメッシュでいいから、数を作る。

100個目指して作れば、10個ぐらい作ったときに、どうやれば早く作れるのかわかる。

20個作ったときには、汚いメッシュだとUV展開が大変だと気づく。

30個作ったときには、最初から整えた方が手間が無いと気づく。

 

実際に100個作る必要は無いw

100個作るつもりで一個を作る、ということ。

 

 

これを最初から『一個ずつ』作ってると、気づけないんだよね。

『一個で完結』して『次のを作る』という『前提が無い』から。

 

次に作る必要がないなら、今『できたらいい』やん?

今来たくなくても、『一個できたらいい』なら、それが完成すればいいから

『次に作るためにこれしとかないと困るよね?』ってことに『気づけない』んだよ。

 

なんでこういうとこに気づくかと言うと

『100個作る「つもり」』だから。

 

汚いメッシュで100個作ったら、あとで使い物にならない。

っていう『恐怖』が出てくるから、キレイにしようと思う。

 

 

考えてみて?

100個をキレイに作っていれば、そのあともずっと使い回しできるわけじゃない?

グラスとかコップとかタンスとかしか作ってないとしてもよ?

自分で作れないと買うしかないわけやん?

 

それが『メッシュが汚い』から使えないから、修正する、新しく作る、ってなると

『今キレイにしておけばいいやん?』っていう『前準備』ができるのね。

 

一個一個やってると、それを思いつかないのよ。

一個ずつ修正したらいいから。

 

で、いくつか作ってみて、使い物にならないことがわかって、自分には無理だと諦めちゃうの。

多分、三個目ぐらいでやめちゃうと思う。

 

だって、作ったものが使い物にならないんだから。

 

 

これが、最初から100個目指したら

3個目が使い物にならなくなたって、『100個目にはキレイにできるさ!』と『思える』。

大体、100個作ろうと思ったら、一個目と三個目ですでに作るのが速くなってる。

 

だって、100個作るんだから。

 

一個目と同じスピードでもたもたしてたら十年かかるw

そう『自然と考える』から、『解決策が出る』のね。

 

『まず一個作ってみよう』ってのは本当に最初の10個までで

ソフトの基礎習熟を終えたら『100個作る』って自分に負荷をかけて、

簡単なものを100個作るの。

 

20151017_00Create3D7728

こういうの、複雑に見えるけど、分解して一つ一つ作ったら大した形じゃないんだよね。

【Maya】 和式公衆浴場を作る。【Shadeドリームハウス】 | Create3D-3dCG制作作業日記

 

『最初に作る』のは工業製品がいい。

大体が、プリミティブの組み合わせでできるから。

 

↑このカランを一体型で作ろうとするから、

横の棒から蛇口を突き出させるためにメッシュを割ろって押し出しして……、とか思って大変になる。

こんなのは、横の棒を円柱で作って、蛇口も円柱で作って突き刺したらいいんだよ。

 

難しく難しく考えないの。

どうやったら『組み合わせて』作れるかを考えるの。

今の自分ですぐできる方法、を考えるの。

 

↓こんなものを『一体』で作ろうとするから『作れない!』ってなる。

20151017_00Create3D7716

こんなのは、円柱にプレーンでちょっと曲げたらいいんだよ。

20151017_00Create3D771420151017_00Create3D7715

  • ハンドル部分と、ダイアル部分を一体で作らないとメタリックでそこに継ぎ目が出るじゃないかっ!
  • そんなのは、そこをアップにするシーンを10個作るときに作ればいいんだ!

こんなとこアップにする確率が低いなら、組み合わせで作ってしまえばいいんだ。

99%の人は気づかない。気にしない。(百人に一人ぐらいは突っ込んでくる。そういうのは、今は無視していい)

「ここ、つながってないから、メタルに継ぎ目ができるんだよ」と言ったって「だから?」って言われるよw

 

『普通』って確率で言うと『60%』なのね。

だから、及第点ってのは『100点満点で 60点』なわけ。

60点目指すって簡単だよ?

満点を目指すから大変なんだ。

 

そういう『本物の工業製品モデル』は、100個作ってからやればいいんだよ。

今は基礎訓練してるんだから、上級アイテムを作ろうとしない!

 

そうやって100個作ったら、

大体のものは基礎(プリミティブ)の組み合わせで作れることに気づく。

それにベベルをかければ工業製品になるねん。

 

素人と上級アマチュアとの境は、『仕上げ』の差、なんだよ。

 

『工業製品は人間が触るから、必ず角がとがっていない』ということに気づくだけなんだ。

だから、工業製品を作るなら、ベベルをかければいいんだよ。

それでメッシュは増えるけど、それだけで『らしく』なるんだ。

それだけの話なんだよ。

 

 

その代わり、その100個作ってる間に

上級アイテムを『作りきる』と、物凄い経験値が手に入る。

 

レベル5なのに、レベル30で当たる敵を倒したようなもん。

12個ぐらい一気にレベルあがるよw

『作りきったら』ね。

 

私は実はまだ、100個作ってないw

初期鍛練中なんだ。

 

でもね、↓こういうのを無理矢理作ってきたんだよ。

 

どうしてもカッコイイ背景をつけたかったら作った武家屋敷の玄関。

20150824_00Create3D5116

武家屋敷の玄関を作成 | Create3D-3dCG制作作業日記

 

買ったアイテムでは洗面台が三つしかなかったから、自分で六つある洗面台を作った。

【Maya】 和式公衆浴場を作る。【Shadeドリームハウス】 | Create3D-3dCG制作作業日記

 

ここで酒盛りするシーンがあったので作った天守閣の内装。

【Maya】天守閣内装を作る。 | Create3D-3dCG制作作業日記

漫画で必要だったから作った。

20151118_00Create3D904720151118_00Create3D9048

階下は作ってないので、右とか、向こうが見えてる。

 

実際に漫画で使うとこうなる↓

20151118_00Create3D9064

 

↓私が作った和室六畳間と縁側。

20151116_00Create3D8796お白州w

【Maya】和室六畳間を作る【ドリームハウス】1 | Create3D-3dCG制作作業日記

簡素な日本家屋は本当に、プリミティブだけで作れる。

ここに装飾で細かいのがつくことがあるだけで、直線だから。

初心者にも絶対作りやすい。

 

根気だけなんだよ。

根気だけなんだよ。

根気だけなんだよ。

 

で、根気が無い、って言う人がいるけど

それは『それをしたくないから』なだけ。

したいことなら『根気』なんて思わずにやってる。

 

ゲームしない人からすると、ゲームしてる人にたいして

『よくそんなチマチマしたこと、根気続くな』って思ってるんだよ?

 

本読まない人は、本を読んでいる人に向って

『よくそんな小さな字を延々と読んでられるな』って思ってるんだよ?

 

『根気』ってそういうものなの。

『好きならできること』であって

好きでない人がすることではないの。

 

だから『根気がないからできない』って言う人は、するべきじゃない人なの。

(趣味の場合ね。仕事は別)

 

目的がないからできないの。

 

私は、ポリゴン作成の基礎もぎりぎり覚えたぐらいの時に、上記の背景をガツガツ作ってる。

なぜなら、漫画で使いたかったから。

漫画って背景あるだけで凄く違う。

背景にこみいったものがあるだけで画面がしまる。

 

しかもpixivにアップする漫画なんだから『ここは天守閣』ってただし書き入れて

床をピーと書いておいたっていいんだよ。

でもね、作りたかったの。

 

無料で読めるからって『無料レベル』のものを作りたくなかったのよ。

だって、この先、有料のものを作るための鍛練なんだから。

 

漫画をろくに作ったことがないのに、漫画で手ぇ抜いてる場合じゃないだろ、と。

じゃあ、話とかできてないなら、絵としてはキレイにしたかった。

それには背景が欲しかった。

だから、作った。

 

作れるレベルじゃな買ったかもしれないけど『作りきった』ことで

『作れるレベル』に無理矢理なったんだ。

 

『作った』から『作れるレベル』になるんであって

『作れるレベルになってから』『作ろう』ってのは、本末転倒なの。

 

作らないと作れるレベルにはならないの。

常に自分に負荷を駆け続けるの。

そして、できることを一つ一つクリアしていけば

無理だと思っていたこともできるようになってるの。

 

 

うん、またごたくで一記事クリア。

 

普通、『転機』って後からみてわかるものだけど

今、間違いなく私は転機に立っていて、『まとめ』が私の中に必要なのだと思う。

こういう『思考』に頭が行ってて、『創作』に頭がいってないのね。

だから、朝の数時間しか3d作成ができない。

 

でもその間、こういうテキストをずーーーーーっと書きためてはいて

『今後のこと』は着々と決まって行ってはいるんだ。

だから、『作れないこと』に焦ってはいけない。

というか、実際、焦ってもいないw

 

前回も書いたけど

『めぐりあわせ』でそうなってるから、焦る必要はないんだと思う。

 

四月中にやりますって言ってしまった人がいるので

その人の信用は失ったかもしれないけど

『困る』ことでは無いはずだから。

慌てて変なことをしないように、着実にやっていく。

 

 

でも、こうして間にごたくを書きながらだと

書き終えたときに『さぁ、これをやってしまおう』という意図が沸くことに気づいた。

 

Evernoteでうっかり思考を書いてしまうと、こうなれないのね。

これはwindows live writerで書いてるから。

そのまま即座にブログにあっぷできる、から。

 

私は、『自分の意見を公開する』ということがとても大事なことらしいとここ数年で気づいた。

だから、作業記録をとっててブログにアップしているのに

『その場の作業』をTwitterにまでアップしている。

 

『公開しないと終わらない』のね。

 

最近ゴタゴタしてるのは、Evernoteを導入したからってのもあったんだ。

 

Evernote導入して一カ月ちょっとなのに、すでに17も記事書いてたw

【Evernote】 | BL作家 晶山嵐の日記

 

なんか鬱憤がたまってたのはこれだったんだ。

Evernoteに書いたものは公開しにくい。

なぜなら、windows live writerでの手直しが必要だから。

 

私が『公開しない』人間なら、Evernoteは凄く便利なんだと思う。

でも私は『即座にしたことを公開したい』人間なので

Evernoteからwindows live writerにコピペしたときに修正が入るのが面倒だったんだ。

 

やっぱり、公開するつもりで書いてることは、

最初からwindows live writerで書いた方がいいんだよね。

    (これがカラ改行)

どういう修正が入るって、

『カラ改行が全部つまる』ねんw

    (これがカラ改行)

非常にこまる。

 

windows live writerで書いたら、その修正作業が必要ないんだよね。

それで、『公開するはずの記事』がEvernoteにたまってしまってるのが、ストレスたまったんだと思う。

 

Evernoteは便利なので今後も使うけど、

やっぱり、公開目的のものはwindows live writerで書こう。

 

 

こういうのって、頭で考えてるだけだと、全然『答え』が出て来ないのね。

こうして『記事にしようとして書いてる』から、出てくるものなの。

だから、私にとって『ごたく』って思考の整理をするために凄く大事なの。

 

それを、3dの作業記録でするな、って話ねw

ごめんなさい。

でもやめない。

 

よし、メッシュをエッジに揃えていく。

 

 

 

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↑タグの統合そのうちします。

 

 

エンジョイ! & サンキュー♪

【この記事を書いた日 2016/05/30  8:14 】

   ↑これ、Maya買ったらなるべく早い内に読む方がいい。 モデリングのスタートダッシュが早くなる。  

モデリング講師の方が書かれているので、

  • 『天才』が書いた本で、『ここはぐーっとディティールを書き込む』とか
    • 『だから、そこをどう書き込むんだよ!!』みたいな
  • 『そこ、飛ばしたけど、そこが知りたいねん!』みたいな

そういう、曖昧模糊とした所がない。

 

  • 『なぜできない』のか?
    • 『どうやったらできる』のか?
  • 初心者がどこでつまずくのか?
    • それをどうやって解決するのか?
  • プロでも、独学でしていたら気付かずに苦労しているのはココ。
    • こうしたら、初心者でも、プロ波のツールにできる!

それが、具体的に書かれているので、すぐに初心者脱出できます。

 

基本はマヤを使っていますが、

モデリングの基本はブレンダーでも流用できる『考え方』です。

 

私が初期に買ったのは下記の6冊。

Maya スタジオプロジェクト Dynamics - Mayaで作成するリアルな大地、風、火、水のエフェクト田島光二作品集 & ZBrushテクニック (KOUJI TAJIMA ARTWORKS & ZBrush Technique)[digital]TEXTURING & PAINTINGMaya実践ハードサーフェスモデリング:プロップと背景から学ぶワークフロー (CG Pro Insights)Maya 3D スーパーテクニックAutodesk Mayaキャラクターモデリング造形力矯正バイブル -へたくそスパイラルからの脱出! ! - 

 


[digital]TEXTURING & PAINTING

テクスチャを自分で作るなら、

これも読んだ方がいい。

映画のテクスチャとか作っている人の本。

はっきり言うと、精神論なんだけど、

『リアルなテクスチャを作るなら、ここまでやるんだ?』という

『プロの最高峰』が見える。

 

別に自分が最高峰にならなくても、最高峰を知っておくことは重要。

この人も天才だから、私には意味不明のところがあったけど

それ以外の『理屈』ははっきり書かれている。

 

『理屈から入る』人には最適。

 

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