果てに見る夢 表紙メイキング Poser→フォトショップ

果てに見る夢 表紙メイキング Poser→フォトショップ3Dいじり
3DいじりPhotoshopギャラリーメイキング作業記録

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果てに見る夢 表紙メイキング Poser→フォトショップ

やっと、東京行きの体力が回復したので、
自己満足ページ更新♪

Poserで苦労して作ったポーズ(笑)

Poserでの作業も全部スクショ残してた筈なのに、毎回消えているのはなぜでしょう……不思議。

とりあえず、二人のポーズをつけるのは大変です。

一人だと『方向』が関係ないんですが、二人だと、一人だけ方向を変えるというのが並大抵の努力じゃない……

最初から方向は決めてからポーズを決めないととんでもない手間がかかることを
今回学習しました。

とりあえず、ライティングを決めて、フォトショに書き出し。

肩の当たりとかおかしいですが、服で消えるので、ノープロブレム!

このおっさん顔をいろいろして

ここまで変えます。

フォトショップミラクル!

くちびるとかが左右対称でないのは、そのままにしておきました(笑)

服ですね。

今回は古代中華だと、表紙でわかるように。
中華っぽく。

手前にいる砂烏君から服を書いていきます。

そういえば、ロングの時の服の下絵はブルーグレイ、
アップのときの服の下絵は赤で線を入れています。
今気づきました。
なぜでしょう。

とりあえず、燐路さんも服。
微妙に胸筋が見えるように(笑)

Poserで同じフィギアを使っていますので、
実際には二人とも体格は同じです。

小説では、戦士の砂烏君の方が大柄なので、
坊主の燐路さんは線を細そうに。

そういや、燐路さんの左足は砂烏君の髪でほとんど隠れるんじゃないか、と
先に砂烏君の髪を書いていくことにしました。
(いつも行き当たりばったりです)

せっかくのポニーテールなのでなびかせてみます。

下絵にちくちくと髪を書き重ねてここまで。

うーん。
やはり長髪は楽しい♪

『理想の世界』でも書いた通り
髪はドロップシャドウ』と『エンボス(内側)』のレイヤー効果が掛かっているので
ただ一本の線を引くだけで、ハイライトと影が同時につくので、簡単!

フォトショップサマサマ!

↓この差
ぐらいごとにレイヤーを重ねています。
なので、前髪だけで10枚以上。

とにかく、レイヤー効果を掛けている限り、
『線が交差』すると全部が台無しなので。

後ろ髪レイヤーを隠すとこんな感じ。
なんかかわいそうな砂烏君。

同じように燐路さんも髪を入れて、服に掛かります。
(ここらへん撮った筈なのに、なぜスクショがなくなっているのか……)

この時点では前述の燐路さんの顔のようには、整えていません。

一つ一つ選択して書き込むのは面倒くさいので
隣り合わせにならない区画を選択して、一気に影をつけていきます。

↓こんな感じ。
選択範囲だけ重点的に影をつけて、全部終わったら、別の区画を選択して影をつけていきます。

もちろん、最初はグレーの部分を透かして、躰にそって。

やー……
スケスケってドキドキします♪

最終的にここまで影をつけ、
この上に、色を被せていきます。

レイヤー——–

髪レイヤー
服の主線
グレーの服(影付き)
人物

髪(後ろ髪)
—————–
現時点でこんだけのレイヤーが経ってます。

『グレーの服』ってのが↓

これの上に、『乗算レイヤー』を立てて、柄を入れていきます。

事前に入手してある素材Book 中国・アジアの文様 より

下記のパターンをフォトショに登録して適用します。

この素材集、確か二三千円で入手したのですが

今amazonで見たら、7800円になっていました。
恐ろしい!

素材集ってそんな値上がりすんのか!
たしかに使いやすい素材集だったので
噂で高値がついたんですね。

イラレ形式でもファイルがあるので
使い勝手が非常に良いです。
イラレでパターン化することもできます。
(私はフォトショでしか使っていませんが)

素材集って言いながら
単なる美術書かよ!
という、
使い勝手の悪い素材集もありまして
(布を写真で撮っただけとか←どうしようもできない。
 テキスタイルオブインディアって素材集が、美術書としては楽しい)

けっこう、買ってみないとわからないという
素材集って冒険ですよね。

赤狼とか、全部この素材集から模様などいただいています。

柄を適用すると↓こんな感じ。
レイヤーが乗算なので、先につけた影が生きています。

砂烏君は赤い服に金色の帯をつけて上げたかったので
上から色レイヤーを乗算で重ねます。

この時点で、襟と帯にも柄を適用してたんですが
印刷が仕上がった表紙には、赤い部分にしか柄がはいっていませんでした(笑)

ヒストリーであっちこっち往復している間に
帯とかに柄を入れる前に保存した画像で仕上げたらしいです。
(ちょっと悔しい……)

砂烏君は皇帝から貰った服なのでちょっと豪華に。
燐路さんは僧服なので地味に、柄無しです。

燐路さんの服は、実は最初は生成りだった……とかね(笑)

服の色付けが終わったので
燐路さんの肌色を変えます。

この時点では、Poserから同じフィギアを同じライティングで出力しているので
二人とも黄色人種。

燐路さんだけ色を変えようと思って
いじってたら……

白い!

あー、ここまで白いと凄いなー……

と、
(色が違うのは髪と目の色だけの予定だった)

小説の最後を書き加えました。

あのラストシーンは、この表紙を先に書いたからこそできた話です。

中世ヨーロッパで、貴族の女性たちが
肌の色の白さを競うために、化粧で静脈を書き加えた、とか。

昔友人にも肌の白い子がいて
静脈が見えるのを凄く嫌がっていたので
それを使いました。

その子は、肘の内側から、指先まで、全部繋がった静脈が見えていました。

実は、私が肌にほんのり赤を足すときの色は、
そのコがお酒を飲んだときに赤くなるのを参考にしていたりします。
ああ、こういうところがあかくなるのかー……と、感心しました。

赤くなるのってまだらなんですよね。

ただでさえ、髪の色が違うのに
そばによったら、首とか手首とか、静脈が青く浮きでてて、
自分で見るのもいやな燐路さん。

日本の赤鬼青鬼、というのも
どっちも白人ではないかという説があります。

白すぎる白人は静脈が見えて青鬼
肌が薄い白人は、少し興奮したら真っ赤になるので赤鬼
と言われたんじゃないかな、と。

日本で白人に会っても『白い』だけですが
グアムとかタイとかバリとか
暑いところに来た白人は

真っ赤!

になっているひとがいます。
特に男の人。

そういう人は総じて、暑いんでしょうけど
パンツイッチョで歩いてます。
パンツって短パン一つ。

全身に金色の長い巻き毛のうぶげがぐるぐるしてて、大体ちょっと太ってます。
そして、大体、やたらでかい。180以上。
空港のクーラーの中でも上半身裸でだらだら汗をかいてる。

服を脱いだ方が暑いのに、と外だとよく思いますが
ああいう白人は、『寒い場所』にフィットするために白くなった人たちなので
暑いところが耐えられないんだろうなと思います。

カナダに行ったときのツアコンの人が言っていましたが
白人は黄色人種より体温が高いらしく
8度ぐらいあるとか言ってました。
だから、日本人が震えるところでも半袖で気にしなーい♪ らしいです。
(体温が高いから寒くない)

それは逆に言うと、日本人が快適な熱さで、超暑いんだろうな、と。

あまりにみっともないから、シャツぐらいは着てたら?
(だって、本当に短パンとサンダル以外身につけていない)
と思うんですが
そういうことをすっ飛ばして暑いんだろうな、と。

もちろん、真っ赤になりながら服をちゃんと来てる人の方が多いです。
裸になっている人が目立つだけ。

話が大きくそれましたが
だから、燐路さんは
激することがあまりないので、青さが目立つ白人。
というスタンスにしました。

この時点でようやく、顔をここまで整えました。

燐路さん……ここまで美人だとは思ってませんでした(笑)

砂烏君……デカ!

今までの表紙のキャラは、みんな眉毛を眉山から下がるように書きましたが
今回はどちらも一本眉。

どちらも直情径行の猪突猛進の人なので。
まっすぐ眉!

忘れるところでした。
砂烏君の指輪とマニキュア。

フォトショップで同人誌の表紙を作る3
指輪は、適当に黒で塗りつぶし、レイヤー効果で金色の指輪にしました。
フォトショップ効果万歳!

レイヤー効果が搭載されてから、レイヤー効果におんぶにだっこしております。

仕上がり。
フォトショップで同人誌の表紙を作る2
良く見たら、この時点で、砂烏君の襟と帯に柄がはいってないのはわかるのに……
気付かなかった自分がくやしい……

他にもいろいろ、
気付かずに仕上げて悔しいところがあります……
サンダルとかね……
草鞋にしようと思ってて忘れてました……


○背景。

素 材Book 中国・アジアの文様 の冒頭に
この素材集を使ってこんなことができますよーという
用例が載ってるんですが
その背景が『Shadeで適当に作った』って書いてあったので

Shadeで……たしかにできるよなー……と
私もShadeで作ってみました。

こんなん。
(実際の用例にのっているのはもっと上品で迫力があった。あの素材が欲しいわ!)
フォトショップで簡単に作る背景効果
Shadeで適当に作った背景。

ただし、表面材質に素材を当てる方法がわからなかった(笑)ので
凄い試行錯誤しました。

Shadeででっっっっっっっっっかい四角を作り、そこに表面材質
大理石、波にしてメタル効果を付加。

思いっきり視点を引いて全体でレンダリングするとこんなんになります。
(『でかい四角』を思いつくのに十分ぐらいうろうろしました)

実際には、A五版4枚分ぐらいの容量の画像です。
(後でいろんな部分に使い回ししてやろうと、でかい画像を作りました
 出力に多分、二時間ぐらい掛かったと思います。)

フォトショップで簡単に作る背景効果2
それをコピーして、左右反転し
乗算で合わせると

こういうマンダラげな模様ができます。

フォトショップで簡単に作る背景効果3

どんな柄でも左右反転合体させるとこんな不可思議な模様になります。

それに
フォトショップで簡単に作る背景効果3
これもShadeで、でっかい四角に『木目(年輪)』の表面材質を当てて、
めいっぱい引いてレンダリングしました。

アップでレンダリングすると、すかすかの柄になるだけです。

上記の金色の背景素材に赤を重ねて人物の後ろに重ね
タイトル文字を入れた後、
年輪の画像をちょっと縦長にして、『果』の文字に中心を合わせて合成。

フォトショップで簡単に作る背景効果4

背景がすごいと、凄い表紙になるんだなぁ……と
今回本当に実感しました(笑)

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