Autodesk Maya 2014で日本刀を作る。
ブーリアン演算で、茎と柄に目釘穴を開ける。
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【Maya】日本刀、歌仙兼定を作る。25 【目貫を作る】 | Create3D-3dCG制作作業日記
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歌仙兼定の刀を作る | Create3D-3dCG制作作業日記
目釘穴をブーリアン演算で空ける。
ついでなので、目釘穴、ブーリアン演算使ってみようよ。
Autodesk Maya オンライン ヘルプ: ブーリアンを使用してポリゴン メッシュを統合する
↓メッシュが割れるだろうから極力近くにエッジを寄せる。
あらまぁっ! なんということでしょう!
超簡単にキレイに空いた!
いや、なんでこんなに感動しているかと言うと
シェードでブーリアン演算したときにこっぴどく痛い目にあったからw
あっ、そう?
穴開けたあとのパス整理は手動なんだ?
シェード10.5は、自動でパスの整合性をつけてくれたもんだから
ホント、とんでもないことになったんだ。
茎(なかご)穴も作り直す!
あれ? 刀身と茎が別メッシュになってる?
↓この時に刀身とメッシュを一つのメッシュにしてたのに。
【Maya】日本刀、歌仙兼定を作る。18 【柄巻を整える】 | Create3D-3dCG制作作業日記
↑このちょっと前からやりなおしたので、別メッシュのままだったらしい。
統合したメッシュも見つけたけど
穴二つ無いしw
ちょっと巧くなったので、今の技術で統合させる。
(これをすると普通は、どんどん遅くなる)
今回は、前回おぼえたブリッジで間をつなぐのでエッジの数を合わせる。
ブリッジ一発!
ここは実際の刀でも、ぐちゃっとなってるところなので、
容赦なく汚いメッシュを寄せ集めてしまう。
スムーズかけると↓こうなるので
↓メッシュを増やそうとしたらエッジリングが入らない。
これ、元が漫画用メッシュなので、テクスチャに頼らずにラインを入れるために
物凄い細かいエッジになってたのね。↓
【Maya】日本刀、歌仙兼定を作る。2 | Create3D-3dCG制作作業日記
高ポリにするときにある程度それを外したんだけど、ここを見落としていたらしいw
↓スムーズかけるとこうなることでもわかるように
ここのエッジで三角になってるからエッジループが入らないんだ。
前は、↓この三角を上までマージして無くしたんだよね。
今回は、上面図からフェースカットして、ここに三角を残したままにする。
茎の方も元のエッジに一本フェースカットでエッジを加えて、
つなぎ目に近い方のエッジをつなぎ目に寄せる。
これで、混沌はこのつなぎ目の数ミリの間に収まった。
茎穴をブーリアンで入れる。
エッジに跨がってしまったけど仕方ない。
エッジを加えて分割線を入れようとしたら……
オウッ!
この穴の頂点をいじると穴がふさがってメッシュが変になる!
↓しかも、フェースで選択したらこんなことに!(縦にエッジを追加した状態)
実験。
頂点のマージでも狂うのか?
フェースカットでエッジを交差させて、その頂点を穴にマージする。
できた!
カットして
面倒なので真ん中のフェースを削除。
↓頂点を縫合。整頓。
三角はあるけど、とりあえず、キレイになりました。
これでいいのかな?
なんか変なエッジになってる。
Mayaで、100倍で作った方がいいかな、と思う瞬間。
Dazサイズですると、Mayaの最小単位の方で作業することになるのでなにかと大変なんだ。
毎回、100倍で読み込もうと思ってるのに忘れてるw
シリーズ一覧記事。↓
歌仙兼定の刀を作る | Create3D-3dCG制作作業日記
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↑タグの統合そのうちします。
エンジョイ! & サンキュー♪
【この記事を書いた日 2016/07/05 12:23 】
↑これ、Maya買ったらなるべく早い内に読む方がいい。 モデリングのスタートダッシュが早くなる。
モデリング講師の方が書かれているので、
- 『天才』が書いた本で、『ここはぐーっとディティールを書き込む』とか
- 『だから、そこをどう書き込むんだよ!!』みたいな
- 『そこ、飛ばしたけど、そこが知りたいねん!』みたいな
そういう、曖昧模糊とした所がない。
- 『なぜできない』のか?
- 『どうやったらできる』のか?
- 初心者がどこでつまずくのか?
- それをどうやって解決するのか?
- プロでも、独学でしていたら気付かずに苦労しているのはココ。
- こうしたら、初心者でも、プロ波のツールにできる!
それが、具体的に書かれているので、すぐに初心者脱出できます。
基本はマヤを使っていますが、
モデリングの基本はブレンダーでも流用できる『考え方』です。
私が初期に買ったのは下記の6冊。
[digital]TEXTURING & PAINTING |
テクスチャを自分で作るなら、 これも読んだ方がいい。 映画のテクスチャとか作っている人の本。 |
はっきり言うと、精神論なんだけど、
『リアルなテクスチャを作るなら、ここまでやるんだ?』という
『プロの最高峰』が見える。
別に自分が最高峰にならなくても、最高峰を知っておくことは重要。
この人も天才だから、私には意味不明のところがあったけど
それ以外の『理屈』ははっきり書かれている。
『理屈から入る』人には最適。
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