Autodesk Maya 2014で日本刀、歌仙兼定を作る。
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【Maya】日本刀、歌仙兼定を作る。37 【柄巻を作り直す、 三度目!】 | Create3D-3dCG制作作業日記
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歌仙兼定の刀を作る | Create3D-3dCG制作作業日記
柄留めを作る。
ZBrushにメッシュを持っていく前に、柄止めのメッシュを作らないといけない。
↓このサイトの右下のGIFアニメの部分。
歌仙兼定のここって、木製かと思ったんだよ。
皮紐でそのままこんなふうに結んでるんだと、これを見て初めて気づいた。
ここがわかったから、柄巻のラストがわかって作る気になったんだ。
感謝。
ここはさすがに、下緒みたいに、メッシュの下を通っているメッシュは作らないw
とかいいながら、テクスチャの向きが必要なので、メッシュで作った。
ネクタイとか、テーラードジャケットの襟とか、どういう風に裁断して布目を使うかしらないと
柄の入れ方を間違えるんだよね。
どういう方向に紐が入ってるのかわからないと、方向性のあるテクスチャをつけるときに苦労するので
とりあえず最初はメッシュで作ってみる。
パスでしたらいいのかもしれないけど、ここからパス使うと面倒なので、
メッシュを伸ばして、エッジ入れて、角度整えて端を伸ばして……で作っていく。
裏完成。
表完成。
あとは、細分化してZBrushで整える。
懸案だった柄留め できた♪
分割すると紐らしくなってきた♪
よし、ZBrush作業に入る。
ZBrush作業開始 6:17
あ、紐の中に、縦に分割入れてない。
通常なら、裏と表二度でエッジが入るはずなのに、どこかが切れてる。
↓柄巻の頭。
下の接合部分に蓋があるらしい。
Mayaで困ってること。
↓選択項目をビューしてるときに、
選択してない部分のフェイスが選択されて、目的のフェイスを選択するのが凄く困難。
これ、どかに、しない設定があるよね?
こんな面倒くさい仕様にはなってないよね?
どこだろう。
↑この状態なので、部分表示で蓋の部分を削除しようにもフェイスが選択できない。
今回は↓マテリアルの違う部分をフェースリングで削除、
ふたになっていたメッシュを削除してブリッジを掛けた。
↓ここも切れてた。
↓この方法で対処。
【Maya】複雑な所でメッシュが切れて居るときの対処法【エラー&解決】 | Create3D-3dCG制作作業日記
ZBrushで↓この角を全部ならすのは大変。
柄に対して斜めにしたから手作業でまっすぐに戻すかと思ったら、回転が記録されてた! すごいっ!
角度 6.071
斜めってると↓こうだけど
これは修正しやすい♪
よし、これでもう一度ZBrushに送る。
ZBrushで↓これが出るってことは、どこかに三角があるんだよなぁ……
今回、三角は全くなくていいから四角にしたいんだけどなぁ。
『三角フェイス』ってどうやって探したらいいの?
エッジリングが綺麗に入るんだから、この道筋には三角はいない筈なんだよな。脇か!
↓なぜかエッジが消えてる。
ここでうっかり、クリーンアップをしてしまった。
↓他の部分にも三角エッジができた……
最初からあったかどうかはわからないけど、クリーンアップすると、いらないところに三角ができる。
別にここは、フェイスの平面がよじれてたりもしないんだけどな。
これを繰り返して、三角を削除。
すごい困ってた↓この状況が打開できた!
【Windows10 アプリごとに異なるIMEを使う】Japanist2003を安定して使うこつ: くすぴーのぼらぼらBlog2 <https://t.co/cinHz2uOY5> できたっ! 記事書くときは日本語、Mayaで半角英数字が自動でなったっ! やった!\(T▽T)/
— 天川和香 (@amakawawaka) 2016年9月10日
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エンジョイ! & サンキュー♪
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↑タグの統合そのうちします。
↑これ、Maya買ったらなるべく早い内に読む方がいい。 モデリングのスタートダッシュが早くなる。
モデリング講師の方が書かれているので、
- 『天才』が書いた本で、『ここはぐーっとディティールを書き込む』とか
- 『だから、そこをどう書き込むんだよ!!』みたいな
- 『そこ、飛ばしたけど、そこが知りたいねん!』みたいな
そういう、曖昧模糊とした所がない。
- 『なぜできない』のか?
- 『どうやったらできる』のか?
- 初心者がどこでつまずくのか?
- それをどうやって解決するのか?
- プロでも、独学でしていたら気付かずに苦労しているのはココ。
- こうしたら、初心者でも、プロ波のツールにできる!
それが、具体的に書かれているので、すぐに初心者脱出できます。
基本はマヤを使っていますが、
モデリングの基本はブレンダーでも流用できる『考え方』です。
私が初期に買ったのは下記の6冊。
[digital]TEXTURING & PAINTING | テクスチャを自分で作るなら、 これも読んだ方がいい。 映画のテクスチャとか作っている人の本。 |
はっきり言うと、精神論なんだけど、
『リアルなテクスチャを作るなら、ここまでやるんだ?』という
『プロの最高峰』が見える。
別に自分が最高峰にならなくても、最高峰を知っておくことは重要。
この人も天才だから、私には意味不明のところがあったけど
それ以外の『理屈』ははっきり書かれている。
『理屈から入る』人には最適。
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