【Maya】日本刀、歌仙兼定を作る。39【柄巻を作る】

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Autodesk Maya 2014で日本刀、歌仙兼定を作る。

【Maya】日本刀、歌仙兼定を作る。39【柄巻を作る】

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柄留めを作る。

ZBrushにメッシュを持っていく前に、柄止めのメッシュを作らないといけない。

↓このサイトの右下のGIFアニメの部分。

Tukamaki

歌仙兼定のここって、木製かと思ったんだよ。

皮紐でそのままこんなふうに結んでるんだと、これを見て初めて気づいた。

ここがわかったから、柄巻のラストがわかって作る気になったんだ。

感謝。

 

ここはさすがに、下緒みたいに、メッシュの下を通っているメッシュは作らないw

 

とかいいながら、テクスチャの向きが必要なので、メッシュで作った。

 

ネクタイとか、テーラードジャケットの襟とか、どういう風に裁断して布目を使うかしらないと

柄の入れ方を間違えるんだよね。

 

どういう方向に紐が入ってるのかわからないと、方向性のあるテクスチャをつけるときに苦労するので

とりあえず最初はメッシュで作ってみる。

20160910_00Create3D464320160910_00Create3D4644

パスでしたらいいのかもしれないけど、ここからパス使うと面倒なので、

メッシュを伸ばして、エッジ入れて、角度整えて端を伸ばして……で作っていく。

 

20160910_00Create3D464520160910_00Create3D464620160910_00Create3D4647

裏完成。

 

20160910_00Create3D464820160910_00Create3D4649

表完成。

 

あとは、細分化してZBrushで整える。

 

懸案だった柄留め できた♪

 

分割すると紐らしくなってきた♪

20160910_00Create3D466120160910_00Create3D4662

よし、ZBrush作業に入る。

 

ZBrush作業開始 6:17

 20160911_00Create3D4667

あ、紐の中に、縦に分割入れてない。

 

通常なら、裏と表二度でエッジが入るはずなのに、どこかが切れてる。

 

↓柄巻の頭。

20160911_00Create3D4670

下の接合部分に蓋があるらしい。

 

 

Mayaで困ってること。

↓選択項目をビューしてるときに、

20160911_00Create3D4672

選択してない部分のフェイスが選択されて、目的のフェイスを選択するのが凄く困難。

20160911_00Create3D467420160911_00Create3D4673

これ、どかに、しない設定があるよね?

こんな面倒くさい仕様にはなってないよね?

どこだろう。

 

↑この状態なので、部分表示で蓋の部分を削除しようにもフェイスが選択できない。

 

今回は↓マテリアルの違う部分をフェースリングで削除、

20160911_00Create3D4676

ふたになっていたメッシュを削除してブリッジを掛けた。

 

↓ここも切れてた。

20160911_00Create3D4678

↓この方法で対処。

【Maya】複雑な所でメッシュが切れて居るときの対処法【エラー&解決】 | Create3D-3dCG制作作業日記

 

ZBrushで↓この角を全部ならすのは大変。

20160911_00Create3D4694

 

柄に対して斜めにしたから手作業でまっすぐに戻すかと思ったら、回転が記録されてた! すごいっ!

20160911_00Create3D469620160911_00Create3D4695

角度 6.071

 

斜めってると↓こうだけど

20160911_00Create3D4697

 

これは修正しやすい♪

20160911_00Create3D469820160911_00Create3D4700

よし、これでもう一度ZBrushに送る。

 

ZBrushで↓これが出るってことは、どこかに三角があるんだよなぁ……

20160911_00Create3D4702

今回、三角は全くなくていいから四角にしたいんだけどなぁ。

『三角フェイス』ってどうやって探したらいいの?

 

 

エッジリングが綺麗に入るんだから、この道筋には三角はいない筈なんだよな。脇か!

20160911_00Create3D470420160911_00Create3D4703

 

↓なぜかエッジが消えてる。

20160911_00Create3D4706

ここでうっかり、クリーンアップをしてしまった。

 

↓他の部分にも三角エッジができた……

20160911_00Create3D4707

最初からあったかどうかはわからないけど、クリーンアップすると、いらないところに三角ができる。

別にここは、フェイスの平面がよじれてたりもしないんだけどな。

 

  1. フェイスリングを選択
  2. 選択範囲を10広げる。(『シフト >』)
    1. 20160911_00Create3D4708
  3. 選択範囲をビュー。
  4. メッシュの端っこの三角のエッジを削除。
  5. 全体表示。

 

これを繰り返して、三角を削除。

 

すごい困ってた↓この状況が打開できた!

 

 

 

 

 

 

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歌仙兼定の刀を作る | Create3D-3dCG制作作業日記

 

 

 

 

エンジョイ! & サンキュー♪

 

 

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↑タグの統合そのうちします。

 

   ↑これ、Maya買ったらなるべく早い内に読む方がいい。 モデリングのスタートダッシュが早くなる。  

モデリング講師の方が書かれているので、

  • 『天才』が書いた本で、『ここはぐーっとディティールを書き込む』とか
    • 『だから、そこをどう書き込むんだよ!!』みたいな
  • 『そこ、飛ばしたけど、そこが知りたいねん!』みたいな

そういう、曖昧模糊とした所がない。

 

  • 『なぜできない』のか?
    • 『どうやったらできる』のか?
  • 初心者がどこでつまずくのか?
    • それをどうやって解決するのか?
  • プロでも、独学でしていたら気付かずに苦労しているのはココ。
    • こうしたら、初心者でも、プロ波のツールにできる!

それが、具体的に書かれているので、すぐに初心者脱出できます。

 

基本はマヤを使っていますが、

モデリングの基本はブレンダーでも流用できる『考え方』です。

 

私が初期に買ったのは下記の6冊。

Maya スタジオプロジェクト Dynamics - Mayaで作成するリアルな大地、風、火、水のエフェクト田島光二作品集 & ZBrushテクニック (KOUJI TAJIMA ARTWORKS & ZBrush Technique)[digital]TEXTURING & PAINTINGMaya実践ハードサーフェスモデリング:プロップと背景から学ぶワークフロー (CG Pro Insights)Maya 3D スーパーテクニックAutodesk Mayaキャラクターモデリング造形力矯正バイブル -へたくそスパイラルからの脱出! ! - 

 


[digital]TEXTURING & PAINTING

テクスチャを自分で作るなら、

これも読んだ方がいい。

映画のテクスチャとか作っている人の本。

はっきり言うと、精神論なんだけど、

『リアルなテクスチャを作るなら、ここまでやるんだ?』という

『プロの最高峰』が見える。

 

別に自分が最高峰にならなくても、最高峰を知っておくことは重要。

この人も天才だから、私には意味不明のところがあったけど

それ以外の『理屈』ははっきり書かれている。

 

『理屈から入る』人には最適。

 

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