【Daz】モーフローダープロの使い方【初歩】一分でできる。

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Daz Studio4.8での、Morph Loader Proの使い方。

20150813_00Create3D4806

モーフの削除方法も書いていますので、取り消しはいつでもできます。

力を抜いて挑戦してください♪

一度知ったら本当に簡単なことですから♪

 

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私の環境だとGoZが巧く働かないため、OBJで授受しています。

GoZが巧く使える人はこの記事自体が必要ありません。

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モーフローダープロとは何ができるツールか。

既存のメッシュに、そのメッシュを変形させたものを追加して、簡単に変形させることができます。

 

Genesis↓を、Victoria 5にできるのも、『モーフ』のおかげです。

20150813_00Create3D480720150813_00Create3D4810

この二つ、↑カタチはまったく違いますが 『メッシュの数』は一緒なのです。

 

モーフローダープロの

  • 『メッシュの数』を変更させてはいけない。
    • モーフ作成がまず失敗する。
  • 『メッシュの頂点』の順番を変えるととんでもないことになる。
    • モーフは作成できるけれど、適用後のメッシュが目茶苦茶になる。

掟はこの二つだけ。

 

↓ブレンダーでモーフを作成したときの失敗見本。

130729_D2736130729_D2739

Blender2.67を学ぶ。『左右対称編集』について。【Daz Studioのモーフ作成】 | Create3D-3dCG制作作業日記

これは頂点の位置が変更されたため。

ブレンダーでモーフを作って書き出すときは、頂点の変更をしない、という関連のチェックをつけないといけないらしい。

 

↓これはMayaでの失敗例。

20140521_D  Create3D 092720140521_D  Create3D 0928

これも同じく、頂点の順番が変わる。

 

Mayaとブレンダーではこういう失敗がデフォルトで起こるので

私はZBrushを使っている。

大体、モーフ作成とかはZBrushが一番簡単だと、私は思う。

 

先にも書いたけれど、『頂点の順番が変わる』のは、『モーフとしては作成できる』ので

グッチャグチャのメッシュを作りたいときにはいいと思う。

 

モーフローダープロの基本的使い方。

  1. 基本手順。
    1. Dazにフィギアをロードする。
    2. パラメータタブで、フィギアの解像度が『base』であることを確認。
      1. 普通は『ハイレゾリューション(高解像度)』になってる。
      2. 必ず『base』に変更する!
    3. そのフィギアをOBJで書き出す。
    4. 他の3dソフトでOBJを読み込む。
    5. 改変する→ 改変OBJ
    6. 改変OBJ をDazでモーフローダープロで読み込む。
    7. モーフを適用する。

Dazでの作業は一分ぐらいのものです。

今回は変形ソフトにZBrushを使います。

『解像度をbase』にしないと

モーフを作成した後に読み込むことができません。

 

私は何回もこれで泣きました。

 

必ず『解像度をbase』にしてから、OBJで書き出してください。

 

 

Genesisで説明します。

20150813_00Create3D4807

 

【最重要】Genesisの全身を選択した状態で、↓メッシュが 『ベース』 になっていることを確認。

20150813_00Create3D4811

これを忘れると、他ソフトでどれだけ改変しても、

Dazではモーフローダープロで読み込めません。

本当に泣くしかないのでここは絶対に再確認してください!

 

OBJで書き出します。

Genesisをエクスポートします。

20150813_00Create3D4812

 

名前はなんでもいいです。

 

私は、『フィギア名 書き出しソフト名 → 受け入れソフト名』として

Genesis daz to zbrush → Genesis dtz のように入れることが多いです。

20150813_00Create3D4813

今回は『Genesis dtz.obj』と名前をつけて進めます。

 

OBJで下記のように設定。

Dazデフォルトにある『Poser設定』で大丈夫です。

OBJ export settings when you create a morph in Daz Studio4.8.

  • 体とかのモーフなら、一〇〇%。
  • 顔を作るなら一〇〇〇%がオススメ。

 

ZBrushでの作業。

↓インポートで『Genesis dtz.obj』を読み込みます。

20150813_00Create3D481520150813_00Create3D4816

 

ZBrushでGenesisシリーズをいじるときのチップ。

20150814_00Create3D4800ポリフレームを表示したときに、そのままだと、↓こうなります。

20150814_00Create3D4799

首から上が一つのグループになっています。

これでは改変が大変ですので、UVマップごとにグループを自動で割り振ります。

 

ポリグループの『オートグループ ウイズ UV』をクリック。

20150814_00Create3D480120150814_00Create3D4802

何が変わったかと言うと

↓顔、耳、睫毛、眼球、歯などが全部グループで別れてくれます。

20150814_00Create3D4803

 

ですので、顔のグループ上で、『コントロール シフト クリック』すると

20150814_00Create3D4804

↑こういうふうに、フェイスUVだけが表示されます。

これは、しないと面倒処の話ではないので、必ず実行しましょう。

 

ZBrush関連はこちらの記事で↓

【ZBrush 4R6】はじめの一歩。日本語マニュアルを見ながら、最初のチュートリアルをする。 | Create3D-3dCG制作作業日記

ZBrushのチュートリアル。『BLESTAR ZBrush ベーシック』 | Create3D-3dCG制作作業日記

BLESTAR ZBrush ベーシックチュートリアルの目次 | Create3D-3dCG制作作業日記

 

↓改変します。

20150813_00Create3D4818

 

ZBrushでは、いじる部分だけ表示させていることがあると思います。

この場合、↓ここで書き出すと見えているメッシュしか書き出されませんので、モーフで使えません。

20150813_00Create3D4837

 

書き出すときは必ず、全部のメッシュを表示させてください。

20150813_00Create3D4838

この時に、

  • いじりにくいからと、フィギアをサブツールに分轄したり、
  • 部分だけ書き出してそれをいじったりしないでください。

メッシュの数が変更になり、モーフとして読み込めません。

 

 

エクスポートします。

20150813_00Create3D4819

 

ファイル名は先程と逆で、ZBrush→Dazなので、z to d

20150813_00Create3D4820

『Genesis ztd.obj』で保存します。

 

Daz作業です。

モーフローダープロで読み込む。

Genesisを選択して、↓ エディット → フィギア → モーフローダープロ

20150813_00Create3D4821

 

↓ チョーズ モーフ ファイル モーフファイルを選択する をクリック。

20150813_00Create3D4822

 

ZBrushから書き出したOBJを選択。

20150813_00Create3D4823

 

今回は何もせずにアクセプト!

20150813_00Create3D4824 - コピー

 

↓成功すると白い文字だけ。

20150813_00Create3D4829

 

↓失敗すると、青文字が出ます。

これは最初に、フィギアを『ベース』で書き出さなかったことが理由の場合が多いです。

 

あとはZBrushで触ったときにメッシュの数を増減させたことが原因です。

ZBrushでは、サブツールに分けない限りあまりないですが

ブレンダーやメタセコ、ヘキサゴンだと、頂点とか簡単に削除できますので注意が必要です。

 

動かしてもいいけど、削除したり、付け加えたりしてはいけません。

 

モーフを確認する。

↓パラメータの一番下に、『モーフ』が追加されています。

20150813_00Create3D4830

↑このメニューは『全身』を選択しないと出ません。

顔のモーフだからといって、顔を選択した状態では、この『モーフ』メニューは出ないです。

必ず『全身(トップディレクトリ)』を選択してください。

 

↓モーフダイヤルを一〇〇%に移動。

20150813_00Create3D4831

 

みよーん♪

20150813_00Create3D4832

成功!

 

モーフの削除方法。

以前のバージョンではこれが簡単にできなかったのですが

最近のバージョンではデフォルトで実装されているので楽になりました♪

Dazに感謝。

 

↓白い部分で右クリック。

20150813_00Create3D4833

↑エディットモードにします。

 

↓左端の『M』を右クリック。

20150813_00Create3D4834

 

↓メニューの『デリート』を選択。

20150813_00Create3D4835

 

↓今回はモーフが一つだけでしたので、大メニューの『モーフ』から全部なくなりました。

20150813_00Create3D4836

モーフがいくつかあると、該当モーフだけ削除できます。

 

すぐ削除できますので、試行錯誤一杯してください♪

 

ね? 簡単でしょ?

 

モーフローダープロについての他の詳細な記事はこちら↓

【D|S】自作モーフを登録する方法 2 | Create3D-3dCG制作作業日記

 

モーフローダープロを使いやすくするチップ

モーフを確認するときに↓いちいちこんな所から呼び出しているから、『モーフ作るの面倒』と感じます。

20150813_00Create3D4806

 

↓メニューバーにモーフローダープロを設置してしまいましょう。

20150813_00Create3D4839

1クリックでモーフローダープロを使えるようになると、『面倒くさい』とは思わなくなります。

 

メニューの変更方法はこちらの記事で↓よく使う機能は、メニューバーに出してしまうと、本当に楽になります!

 

Daz Studio4.8 楽しみましょう♪

エンジョイ! & サンキュー♪

 

【この記事を書いた日 2015/08/13 9:58 】

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