『Wet Body』の使い方。【Daz Studio4.5】

3DいじりDaz StudioDaz Studio 中級講座チュートリアル

この記事は約7分で読めます。

第四世代対応のWet Body。(私が持ってるのはこっち)

 

 

昨日発売された、第五世代(Genesis)用。

Wet Body Gen 5

 

第五世代用も、テクスチャが第五世代対応なだけで、

第四世代と中身が一緒のようなので、第四世代用で説明します。

多分、第六世代が出たら、第六世代対応で、また同じものが出ると思います。

 

Wet Bodyの基礎的使い方。

今回はVictoria 5で行きましょう。

 

左がスーパーモデル、右がノーマルVictoria。

130424_D8218

スーパーモデルで行きましょう。

 

多分、新製品もここにあると思います。↓

130424_D8220

My Library\People\LIE\Wet Body Toolkit

 

 

中身はこんな感じ。

130424_D8221

上から三列目までが、今回の『基礎的使い方』で使えるものです。

上の一列見てもらえば判りますが、『汗の出具合』が違います。

 

ヴィクトリアとマイケルといますので、

今回でしたらヴィクトリア(女性)のアイコンの方をクリックしてください。

 

 

使い方は簡単。

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Genesisを選択して、好きな感じの汗のアイコンをダブルクリック。

 

今回はVictoriaなので、左下の一番汗をかいているのを使いました。

130424_D8235

 

上がデフォルト。(ライト無し)

130424_D8222

 

ウェットボディ適用。(ライト無し)

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汗だっくだく♪

 

 

元に戻すには

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ヴィクトリアのマテリアルを当て直すのが一番間違いが無いです。

もう一つは、スペキュラのテクスチャを剥いで、数値を初期状態にしてください

 

 

Wet Bodyをよりよく見せるためのライト作成方法

ウェットボディのマテリアルはスペキュラに作用するので、

スペキュラライトを着けた方がよりリアルになります。

 

簡単なマテリアルの説明はこちらで↓

【Daz Studio4.5・Photoshop】服の色替えをする | Create3D

 

ライトが無いと↑のように何となく照らされますが

ライトを一つでもシーンに加えると、そのライトが照らした部分しか明るくレンダリングされません。

 

今回はスペキュラライトを使うので、普通に肌を照らすライトもつけます。

ですので、二つのライトを使用することになります。

その分、レンダリング時間は増えます。

 

ライトの詳細はこの記事でどうぞ。

【Daz Studio4.5】5分で判るライト。 | Create3D

 

どのライトでもいいのですが、今回はディスタントライトを使います。

理由 → 設置が一番簡単だから。

 

create-ニューディスタントライト。

130424_D8226

 

ディスタントライトとは

ディスタントライトというのは『太陽光』だと思ってください。

スポットライトとかと違って『照らす場所』を気にせず、

シーンのどこかに配置すると、シーン全体を照らしてくれるお手軽ライトです。

 

 

 

130424_D8227

アクセプト。

 

ライト無し。

130424_D8225

 

ディスタントライト有り。

130424_D8228

 

これを普通の太陽光に見立て

もう一つ、スペキュラ用のライトを作ります。

 

ライト自体は先程と同じ、ディスタントライトです。(どのライトでもいいです)

130424_D8231

 

ディスタントライト2を選択して

130424_D8232

 

ライトタブ。

↓の該当個所をスペキュラオンリーにして下さい。

130424_D8230

 

こうなります。

ディスタントライト+スペキュラオンリー。

130424_D8233

真夏のあっつい太陽の下っぽい♪

 

ディスタントライトのみ。

130424_D8228

ここらへんはお好みですね。

 

これにプラス。

下記の、汗っかきアイコンをクリックすると、もっと汗をかきます。

130424_D8236

 

左、汗っかき追加。右、先程レンダリングしたもの。

130424_D8237130424_D8238

顔と首に立体的な汗が追加されました。

 

 

130424_D8239

同じように、↑これらの汗をクリックすると、この場所にこういう滴がしたたります。

これらは重ね掛ができます。

 

ここより上のアイコンは、クリック一発でアイコンに表示されている場所に汗をかきますので

色々試してみてください。

 

Wet Bodyのもう一歩進んだ使い方。

基本機能ですが、以前でしたらDazStudio4.5の別売りオプションが必要だった機能なので

中級とします。

 

この赤いアイコンから下のアイテムが、ちょっと上級。

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↓今回はこれを使います。

130424_D8264

顔に滴を垂らすものです。

 

 

初期位置はテクスチャの真ん中。

今でしたら、眉間から鼻の付け根に掛けて滴が流れています。

130424_D8263

 

これの場所を目に動かして泣かせましょう。

 

『レイヤー イメージ エディター』を使います。

DazStudio3までは別売りだったらしいですが

DazStudio4からは初期機能として組み込まれています。

私は間違えてこれを買ってしまって、すいさんに教えていただいたので慌てて返品しました。

 

 

Genesisを選択して、

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サーフェイスタブを開きます。

130424_D8266

今回は顔ですので『スキインフェイス』を選択。

スペキュラカラーを見てください。

 

テクスチャの部分をクリック。

130424_D8267

 

メニューから、『レイヤー イメージ エディター』を選択してください。

130424_D8268

 

こんな画面が開きます。

 

 

130424_D8280

 

下の『ズームアウト』をクリックして、判りやすい表示にしてください。

130424_D8270

 

 

ドロップ~スタイルのレイヤーを選択して

130424_D8281

 

テクスチャの画面で額から目の位置まで、ドラッグで動かしてください。

けっこう重たいです。

130424_D8282130424_D8283130424_D8284

 

右のダイヤルだと、一気に場所移動できますが、

降り幅が大きくてとんでいってしまうので、ちょっとずつ動かしてみてください。

130424_D8285

 

目の位置に滴を持ってきました。

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アクセプトで出てください。

 

ちょっと目立たない涙。でも、そこに涙があるのは判りますね。

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この涙はスペキュラで描画されていますので、

グロッシネス(輝度?)を下げた方が目立ちます。

 

↓肌部分を全部選択して、矢印の方向へダウン。

130424_D8290

ゼロにすると真っ白になりますので、10ぐらいにしてください。

 

レンダリング結果。

--突然小話開始。----------------------

いつもうるさい彼女が、ただ、静かに泣いたので

僕は、彼女をひどく傷つけてしまったことに気づいた。

 

泣いた彼女

 

--突然小話終了。----------------------

レンダリング時間、8分20秒。

 

 

髪にFinger Wave Bob for Genesis、アクセサリにDiamondsをつけてみた。

 

ライトと、目と肌の質感はこれです。↓

【使い方】Interjection – Surface Injections for DAZ StudioとSimply Lit【Daz Studio4.5】 | Create3D

ライトをディスタントライトから↑のライトに変更していました。

スペキュラ用のライトは以前のままです。

 

 

プレビューだとふてぶてしいんだけど、レンダリングしたら綺麗になったのでこんな小話着けてみた。

130424_D8295

 

滴を二カ所入れると

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一カ所目は肌テクスチャと統合されています。

130424_D8293

こうなると、滴の位置を動かせないので、(回避策はありますが)

一カ所一カ所、位置決めをしっかりしましょう。

 

 

とりあえず、WET BODY基礎講座終了。

 

別の使い方はまた記事を改めます。

 

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今日は、↑この記事を作る説明のために↓二つの記事を作りました。

【Daz Studio4.5】5分で判るライト。 | Create3D

一番簡単な『背景』の着け方。【Daz Studio4.5】 | Create3D

 

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【この記事を追加した日 2017/03/09 17:29 】開始

ウエットボディには、Iray版も販売されています。

3dArtist 3dArtist

Iray版を3Delightでレンダリングすると、色味などに問題が出ます。

 

以下、ライト無しでのレンダリング結果です。

3Delight版を3Delightでレンダリング。

f:id:amakawawaka:20170309172707j:plain

 

Iray版を3Delightでレンダリング。

f:id:amakawawaka:20170309172705j:plain

 

Iray版をIrayでレンダリング。

f:id:amakawawaka:20170309172710j:plain

正しいモードでレンダリングしましょう♪

 

【この記事を追加した日 2017/03/09 17:29 】終了

今回使ったアイテム。

 

第四世代用。

 

 

第五世代(Genesis)用。

Wet Body Gen 5

 

Victoria 5

 

小話用アイテム。

髪、Finger Wave Bob for Genesis

 

アクセサリ、Diamonds

アクセサリは、Victoria1&2のものですが、Victoria3の設定で着せました。

 

Interjection – Surface Injections for DAZ Studio

Interjection

 

Simply Lit

Simply

 

 

Enjoy!

 

2013_04_24(水) pm00:00

コメント

  1. より:

    天川さん、お世話になってます。

    また、困っておりまして相談させて下さい。

    内容と言うのは、上記の記事にあるWet body(自分はジェネシス2用を使用)に関してです。
    記事を読み、実際に使って見たのですが、問題と言うのはレンダリングした際に肌が黒くくすんだ様になってしまうんです。
    記事にもある様に、ライトはスペキュラ(汗)とディスタント(肌)とで、分けてます。
    レンダリング時は3Dライトでのレンダリングなのですが、このくすみを消すと言うか、軽減させる方法はないでしょうか?

    やってる事
    モデル:ジェネシス2
    照明:ディスタントとスペキュラ
    照明位置:真横と真上

    • 天川和香 より:

      聖さん

      ウエットボディのIray版を買ってらっしゃいませんか?

      この記事の末尾に、Iray版と3Delight版のレンダリング結果を追加しました。
      Iray版を3Delightでレンダリングすると、結構色が落ちます。

      原因がこれで無いようでしたら
      レンダリング結果と、ライトのパラメータと、ライトの位置がわかる四面図を見せていただくか
      シーンをどこかにアップロードしていただいて、私が直接開いてみるか、
      していただけるとわかりやすいです。

  2. より:

    天川さん、どうもです。

    記事を見てから(追加の内容)DazのHPで過去に自分が勝った物から確認した所、自分が買ったのは天川さんが言う通り、Iray版でした。

    確か、過去の記事にこのIray版のレンダリングの事があったと思うので、読んで見ますね。

    知らずに結構、苦戦してたので助かりました。