【Daz Studio4.6初歩】簡単な奥行きの背景を作る。【5分でできます】

3DいじりDaz StudioDaz Studio 基礎講座おすすめ記事シリーズ最初メイキング

この記事は約9分で読めます。

Daz Studio4.6に最初からついている初期形状(プリミティブ)だけで

複雑に見える背景を作ってみよう♪ 第二弾!

 

↓完成品 リアルレンダリングは目指してません。

20140907_213218

↑こんな複雑っぽく見える背景を超簡単に無料で作ってしまう方法。

植木鉢はプリミティブじゃないです。

 

第一弾はこちら↓

簡単に音楽PVのような背景を作る。【Daz Studio4.5】プリミティブで。 | Create3D-3dCG制作作業日記

プリミティブの円筒を山ほど配置しただけです。


■作成開始!♪

------------------------

フィギアを完全にセッティングします。

最初からメタルを置くとレンダリングが遅いので

普通の子で。

 

というのは言い訳で、最後にフィギアを変えました。

とりあえず、最初にセッティングしてしまいます。

20140907_00Create3D0524

ライトも決めてしまいます。

この時はライトが、左前方と正面少し上からあたっています。

 


■背景を作っていきます。

------------------------

プリミティブ(初期形状)からプレイン(平面)を出します。

20140907_00Create3D052020140907_00Create3D052120140907_00Create3D0524

 

これを床にします。

 

今回は煽りで撮っているので、

人物の足ぎりぎりから後ろに床を配置。

手前に置くと人物が隠れてしまいます。

 

足を長く、頭を小さく見せるにはこの角度が一番なので

つい多用してしまいますこのアングル。

こんなことしなくてもこの人足長いのにね。

 

ヒールのある靴を履かせている場合、爪先が零地点より下にありますので

フィギアを浮かすか、床を下げるかしましょう♪

 

フィギアの爪先を『ゼロ位置』に上げる方が

のちのち楽です。

 

今回、私が床を下げてしまって苦労したので(実感)

 

床置きのアイテムは『ゼロ位置』に配置されますので

床面を下げると、それらのアイテムを全部下げなきゃ行けなくなります。

フィギアを一度、上げてしまった方が、マジ楽です♪


また、プリミティブ(初期形状)からプレイン(平面)を出します。

20140907_00Create3D0522 20140907_00Create3D0523

Z軸で回転させると、プレインが垂直になりますので、好きな場所に移動させます。

今回は右壁に使いました。


またまた、プリミティブ(初期形状)からプレイン(平面)を出します。

フィギアの頭上に移動させて天井にします。

20140907_00Create3D052620140907_00Create3D0525


またまたまた、プリミティブ(初期形状)からプレイン(平面)を出します。

 

今度は、X軸で90度にして、奥の壁にします。

20140907_00Create3D052720140907_00Create3D0528


またまたまたまたプリミティブ……ではなく、今度はキューブ(立方体)を出します。

これが左の壁になります。

20140907_00Create3D052920140907_00Create3D0530

突き当たりを左に曲がる廊下のように見えますね♪

 

奥の壁を作るだけでしたら、大きなキューブの中にフィギアを入れてしまうことでもできます。

ですが、あの向こうに左奥があるのね、と見ている人に思ってもらう方が

『手が込んで』見えます♪

 

『ちょっとした手間』で『少し複雑に見せる』

これを繰り返すと、こちらには『ちょっとした手間』なのに

全体的には『複雑』なものが出来上がります♪

 

絵を量産する必要のある私には必須技術なんです。

画面全部を作り込む時間なんて無いですから。

 

実際に『複雑にする』のではなく『複雑に見せる』のがポイント。


これでレンダリングすると↓こういう影が入ります♪

20140907_191827-3.png

奥の壁に全身が映ってるのがキュートでしょ♪

偶然です。(笑)

私もびっくりしました。


なんで左の壁だけプレインじゃなくキューブなのかといいますと。

 

左の壁もプレインで作ると↓レンダリングの影がこんなことになるんですね。

(足が浮いてるのは床が表示されてないからです。すいません)

20140907_191827-.png

↑わかりますか?

 

今回は『ライトが左からあたっている』から、

左壁のプレインの左からもライトが入って、後ろの影が変なことになるんですね。

 

なら、左壁の向こう側に見えないプレインを壁として配置すればいいんですが

間が開かないように、でもはみ出さないように、って、

私は地味にイライラするのでしたくない配置なんですね。

 

そんなことに時間をつかうぐらいなら、

最初から角が繋がっているキューブを配置してしまえば手間が無いわけです。

 


これだけだと殺風景なので、一番面積の広い天井に手を入れます。

最近よくあるモダンな風に変更。

20140907_191827-.png

天井の下にキューブを二つ組み合わせて段差を作っただけです。

 

壁にも出っ張りをつけようかと思ったんですが、

壁のでっぱりって『梁』になっちゃうので

デザインだとしても『梁』に見る人がいる可能性が高いから、

デザイン性の高いビルで梁が見えてるっておかしいと思うので。

 

『同じキューブを置く手間』をかけるなら

『デザイン』だと思われる確率が高い天井の変形にしました。

 

天井のこれでも、梁を誤魔化してるだけって言い方もあるでしょうけど。

 

人物に対する『集中線』効果の一端でもあります。

 

で、植物を配置したら

20140907_191827-.png

ほーら♪ もう、行き当たりばったりでやった感無いですね!(ホントか?)

 

ちょっとモダンな会社の廊下みたいでしょ♪


ここまで、慣れたら数分です。

プリミティブ並べただけですから♪

 

近代建築とかは、垂直水平の壁と天井でできてることが多いので

結局はキューブの組み合わせで建物ができます♪

 

手書きでこれを作ろうとすると、透視図から描かなきゃいけないんですが

3dだと移動させるだけです。簡単簡単♪

 

天井のへこみの間に、ダウンライトを一列に配置したいものですが

ドリームハウスだと一発ですけど、Dazだと面倒くさいのでここでやめます。

 

Dazでもここまで、慣れたら五分ぐらいでできますが

3D作成ソフトだと一分でできます。

今回は『Dazでもこんなことできるよ』ということでDazでしました。

 

こういうのの組み合わせで建物とかはできているので、

こういう簡単な背景から入ると、3D作成の敷居が下がると思います。

3D作成、簡単だから初めて見ましょう♪ 世界が広がりますよ♪

 

══════════════════════════════════════════════════

■絵に奥行きを作る、超簡単な極意。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1、人物の向こうにアイテムを置く。

2、人物の手前にアイテムを置き、人物にちょっとだけかぶせる。

 

今回は『廊下の奥』が1で

手前の植木鉢が2です。

 20140907_191827-.png

1だけでも奥行きはでますが

2を入れると、迫力が出ます。

 

2の『人物にちょっとだけかぶせる』のがイヤな場合、

↑のように手前と奥に同じアイテムを置いて、その大きさが違うことで

見ている人に奥行きを感じてもらうこともできます。

 

今回は、手前と奥に同じアイテムがあるので、手前のアイテムを

人物にかぶせる必要は、無かったんですが、まぁ、説明のいっかんです。

 

ついでに言うと、

手前と奥に『同じアイテムを置く』のは、

作っている方からすると、違うアイテムを置くのより簡単です♪

 

 

作っている私には簡単なことだけれど、

見ている人には複雑に見える。

コスパいい♪

 

ちょっとの手間で迫力が違います♪ オススメ。

 

カワイイ絵の場合は、奥と手前に同じ花を置くとか、

綺麗な布を置くとかで大丈夫!

═════════════════════════

迫力を狙うのなら、

↓こういうのを撮る時も、真正面じゃなく

20140907_00Create3D0532

 

↓こうね。

20140907_00Create3D0533ドドーンッ!

ただの円柱の列もドラマチック♪

 

手前と奥の円柱はフレームで半分以下に切ってしまう。

すると、この円柱が一番端なのに、

見ている人は勝手に、もっと奥やもっと手前にも円柱がある、と

『想像して』くれます。

 

見ている人に『画面に描かれているもの』以外を想像させたら

作った人の勝ち!(握り拳)

 

だから、↓フレームの端には、複雑なものを引っかける。

20140907_191827-.png

↑だと、この植木鉢の半分は必ず絵の『こちらがわ』にあるので

絵の奥行きが、絵のフレームからはみ出て感じてもらえます。

 

↓絵の左側にこれだけ世界があるのは、誰がみてもわかります。

(青いラインは天井と壁の境目のラインです)

20140907_00Create3D0534

その分、見ている人には↓の幅しか無い絵が↑の幅だけあるように『感じて』くれます。

勿論、そういうのは表層意識で気づく人は少ないので、

感想として聞くことはまれだと思いますが、『感じて』はもらえています。

20140907_191827-.png

その分『絵の情報量』が多くなって、絵が『複雑に見える』わけです。

 

たんに、絵の端っこになにかを置くだけで、そういう効果が生み出せます♪

使いましょう♪

 

勿論『静寂』を表現したいときは↓この方が綺麗。

20140907_00Create3D0532

使い分けですね♪


メイキング続き。

 

ついでなので、壁と植木鉢を全部

Hardcore Utility Shaders DSでメタルにして、

Bot Genesis に変更しました。

  Bot Genesis

なんで変更したかと言うと

説明なんだから女の子でやれば良かった……と

今になって思いついたからです。

 

今回、↓このライアンを撮ったから、このチュートリアル作ったので、

ついそのままやっちゃいました。

20140907_191827-.png


なんかしらんけど、『手間がかかってる感』のある、不思議な背景のできあがり。

 

これで、冒頭の絵になりました。

本当に行き当たりばったりです。

20140907_213218

ライトは二つなのでレンダリングが早い♪

↓このライトの角度を変えただけです。

超簡単なライト設定。【Daz Studio4.5】 | Create3D-3dCG制作作業日記


 

手軽に手間なく、複雑に見えることをする!

コスパいいよっ!

 

本当に天川和香は、いきあたりばったりで生きています。

 


とりあえず、こんなふうに、

『ちょっとした奥行き』はプリミティブだけで簡単に作れます♪

 

レッツ トライ!

 


プリミティブだけで背景を作る、もう一つのメイキングはこちら↓

簡単に音楽PVのような背景を作る。【Daz Studio4.5】プリミティブで。 | Create3D-3dCG制作作業日記

プリミティブの円筒を山ほど配置しただけです。

 

 

 

20140907_213218

 

エンジョイ! & サンキュー♪

2014/09/07 22:51

 

 

ワタシ的に、世界一美しいメタルサイボーグ♪

  Bot Genesis

Bot Genesis

コメント