日本刀は、武器が小さいので、カッコイイポーズが作りやすい。
日本刀は決して小さくないって?
短いんだよ。
槍に比べたら。
↑左が御手杵、3mちょっと、右が蜻蛉切、六m半ぐらい。
服も髪も槍も、3dで私が作りました。
自分が作った服で自分が作った武器持って立ち回ってくれるとか……至福♪
これでどうにか手合わせシーンを作ってみた。
すっごい大変だった!
しかもこのポーズ↓槍の尻が地面に埋まってるねん……↑www
石突き(槍の尻)を上げたらいいんだけど
すると、穂先が下になるから、カッコつけにくいのよ。
公式の蜻蛉切さんのポーズをつけると↓こうなると思う。
↓こうなってる。
これでも、石突きは埋まってるのね。
ここまで腕を伸ばさないと、槍が腹を突き通すんだわ。
こういうのは3dではよくあることなので、気にはしてないんだけど
汎用ポーズにできないのが痛いんだよね。
汎用ポーズ → どの角度から見ても使えるポーズ。
↓これは、腕の長さとか変えずにできる。(服は破れてるけど)
槍を前方に向けたいなら、両腕が体側に来る。
日本刀だって、『短い』得物では全然ないけれど
槍に比べれば短い。(当たり前)
武器のパーソナルスペースが小さいので↓
腕の二倍ぐらい見込めば良いわけで、イラストにしやすい。
『武器のパーソナルスペース』って私が今、勝手に書いてるだけ。
何かの用語ではないです。
でも、かなり無茶するけどね……
↑多分、こんなポーズ取らない。
実際にとったとしたら、切っ先は手を伸ばした延長線上にあるから、あっち向いてると思う。
それだと絵にならないので、体とほぼ平行にした。
短いったって、槍に対してで、長いのは長いので、
ちょっと角度をつけると、もう『日本刀』だってわからなくなる。
短刀とかドスに見えたら意味無いからね。
日本刀を日本刀らしく見せるためには、
- 刃をほぼ横から見せる。(長さを見せる)
- 柄巻を見せる。(塚の長さで短刀ではないとわかる)
これしかない。
とにかく、短刀ではない証拠が『長さ』しか無いわけだから、何かを見せなきゃいけない。
それと、私の、『カッコイイポーズ』のメインの考え方として
- 武器
- 武器を持っている手
- 目
が、
- 顔のアップに入る
ってのが、重要。↑この二枚の画像みたいに。
武器を持ってないとしても、顔のアップには手を入れると、
画面がごちゃっとして間が埋まる。
そして、キャラの美形、力強さ度とかがアップする。
『手』っていうのは魔法のアイテム。
視線よりも、手や指が、『次に何をするか』とか『感情』とか、『体格』とかを教えてくれる。
常にレースの手袋をしているのなら、はした仕事をしないお嬢様って符号にもなる。
手は顔の次に万能アイテム。
日本刀の長さだと↑上二つのように、それらを簡単にカバーできる。
↓こんな感じで全身を描くことって、漫画ではそんなない。
↑このポーズを作っている時の作業記録動画↓
Daz Studio4 8で剣豪ポーズ01 – YouTube
バストアップでカッコイイ、ってのが私にとっては一番。
↓絡ませたとしても、ごちゃっとした部分を顔周りに持っていくことも簡単。
漫画だと、↑この上半身しか映らないことが多い。
だから、やっぱり『バストアップ』に必要なものを入れないと、絵として不足する。
槍って、もう、持たせたときから凄い困るw
両手で持たなきゃいけないってのが、悲劇の一つではあるんだけどね。
3dで『モノを持たせる』ってのは簡単ではないのに
それを『両手で』持つわけだから、難易度は五倍になる。
キャラに愛がないとやってられない面倒くささww
私は特に、『絵は自分の手で描かない』って決めた最後の砦が3dなので
もうここから逃げるわけには行かないから必死。
↓手と武器と顔が一枚のフレームに入るとこうなる。
やっぱりこういうのが『私の中のカッコイイ』なわけ。
↑これを撮るためには、↓こういう無茶が必要になる。
これ、一人ならどうにでもできるんだけど、
二人いると、やっぱり簡単じゃないわけだ。
↑この手合わせシーンは、↓この赤丸のコマに入る。
なので、右側が低位置にいてもらわないといけないのね。
大ゴマではあるんだな。
できたら、二人の顔をこっちから見えるようにしたいんだけど
槍の対戦距離で、二人を横から撮ったら、凄い距離が必要になるし
迫力はなくなるし、二人が小さくなって迫力も無くなる。
横から見るとこうなる。
↓これでもかなり近い。
蜻蛉さんの槍のパーソナルスペースは直径六m半だから
こんな近くに入られた時点で負け。
うちの蜻蛉さんは、短刀とか日本刀に肉薄されたら相手抱き潰すし(文字通り骨を折る)
殴り潰すから、遠近隙無いけどねw
これでも悪くは無いんだ↑
両方の切っ先と顔が見えるから。
杵の顔を映すならこうなるけど↓ 右上がページで欠けるので、こっちにする必要がある↓
切っ先が見えない。
同じ理由で↓これもだめ。切っ先が見えない。
武器が攻撃する部位見えなくてどうするんだ、っていうね。
- 蜻蛉切の顔が見えて
- 切っ先が見えて
- 奥行きがある。
となると↓これしかなかった。
けっこうポーズって、消去法で決めると迷わなくて済むw
これでも何が文句あるって
蜻蛉さんの槍の穂先の迫力が出せない、ということ。
広角で大きく見えるのは、カメラに対して一番こっちに来ているものなので
この場合だと、杵の槍の柄がそれに当たる。
それもあって、できれば、切っ先はカメラ側に向けたいんだけど、まぁ今回は仕方ない。
一枚イラストじゃなくて、漫画の一コマなので
所々あきらめてパパッとやっていくことは必要。
漫画って、全こまに力入れると、見てて疲れるよね。
『迫力』ってのも、私の中の『カッコイイ』の一つなんだよね。
どうやったら、迫力があってカッコイイ絵になるか。
迫力は簡単なんだよ。
基本的には『奥行き』を大きくつければ迫力が出る。
これの方が迫力はある。
なんだろうな、『完全に背中を向けられてる』っていう迫力かな。
相対的に向こうの人が半身になってるから、
こっち向いてる背中が大きく見えるしね。
どっちかを手前にするなら……
杵の方が修正が容易!(ソコ!)
3d独特の『破れ』はフォトショで修正するので
(3dで修正すると超綺麗になるけど、今回はしない)
ということで、杵を手前にした。
↓これ見てるとじわじわ笑えるのは私だけかなぁ?
とりあえず、槍ポーズでかっこいいポーズを研究しなきゃならない。
この二人をかっこよくさせるために!(握り拳)
カッコイイポーズを研究する。
でした。
エンジョイ! & サンキュー♪
【この記事を書いた日 2016/01/19 20:46 】
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