Daz Studio4のマテリアルで
こういう、かっちりしたガラのマテリアルを作りたい場合。
『ベーステクスチャ』で青と金色を設定すると
『青と金色以外の色』にできなくなります。
そう言う場合は、DAZのマテリアルパラメータで色分けしてしまいましょう。
手間は三倍になりますが、融通のきくシェーダーができます。
それと、パラメータで色を分けてしまうので
キパッと色が分かれます。
それぞれの方法を説明します。
テクスチャで、色設定をする方法。
こういうテクスチャを作って、
こういうレンダリング結果にする。
明るさとかが違うので、レンダリングしてみて、好きな方を選択してください。
これが一番簡単な、メタル設定。
パラーメータで色設定をする方法。
これも似たようなレンダリング結果になります。
手間が増えた分、『融通がきく』方法です。
どう融通がきくかというと、
- 地色
- ガラの色
これを、後から、いくらでも、Daz Studio4で変更できるのです。
テクスチャをいじらなくて良い分、
画像ソフトを持っていない、使ったことがない人でも
簡単に色を変更できます。
ユーザーが使いやすい分、最初の設定がちょっと大変ですけど。
『ベース』の設定で『地色だけ』を設定する。
『ベースカラー』と『グロッシーカラー』に、
今回は見本の通り紺色を入れます。
下記は、左から、グロッシーカラーが、黒、紺、白です。
黒と紺はあまりわかりませんが、白ははっきりわかるでしょう?
これが、『メタリックカラー』の最初の難関です。
どこでベース色を設定してんねん?
私はずっとこれで混乱してましたw
今回のこの設定だと、ベース色が反映されていますが
ベース色が反映されていないメタリックカラーもあるんです。
グロッシーパラメータの全景を追加しました。
これは『マスクテクスチャ』なので
『黒い部分』はこのパラメータで無視されます。
今回だと『黒い部分は「マスクされている』』ので
『ベース色が設定されない』のです。
ですので、『白い部分だけ』に
『グロッシーカラー』の色がつきます。
『メタリック フレイクス』で『ガラの色』をつける。
この数値は、小さければ小さいほど良いですが、
ゼロだと、色がつきません。
このサイズを大きくすると『ガラ』にこういうキラキラなラメが入ります。
ですので、なるべく小さい数値を入れてください。
二つのパラメータで色を設定した。
テクスチャも二つ必要ですが
二つのパラメータで色を設定しているので
Daz Studio4だけで色替えができます。
ベースカラーを赤にすれば
赤地に金色。
ベースを黒、メタリックを赤にすると
黒地に赤ガラ。すぐにできます。
テクスチャでこの色をレンダリングしながら決めると大変ですが
パラメータだけでできるので試行錯誤が簡単です。
そして、ベースとメタリックの両方で『他の設定』もできるために
- ベースを非メタルで、ガラだけメタルにする。
- ベースをノーマルメタルにして、ガラにだけラメを入れる。
こいうことが、『パラメータの設定だけ』でできるので
試行錯誤がしやすいです。
テクスチャの色って、特にメタルシェーダーでは
綺麗に反映されないこともあるので
パラメータで色をつけることをおすすめします。
最初が面倒ですけどね。
まとめ。
最近、『Daz Studio4だけで色設定できるよ』という
DAZ3Dアイテムが増えていますが
こういう仕組みです。
考え方は
『ベーステクスチャで色替え』する。
この方法ではなく、
『マスクテクスチャ』で『色の範囲を作成』して
『パラメータで色をつける』、ということです。
化粧とかも、こういうアイテムが増えたので
テクスチャを弄らずにアイシャドーとかの色を変えられて
便利になりましたね!
こういう手順に、凹凸設定をつけたり
ラメ設定をつけられるのが
今、私が作っているシェーダー集です。
凹凸設定は、ガラを『ベースバンプ』『ノーマルマップ』に設定するだけです。
『最初の手間』が
- ガラを作る。
- それを反転する。
- ノーマルマップを作る。
この三つだけなので、
同じテクスチャを作るなら、マスクテクスチャを作った方が
あとあと、使い勝手は良いですよ、という話ですね。
- 色が固定している場合
- 多色の場合
これらはテクスチャの方が速いです。
『この方法でなければいけない』というものは殆どないので
『あなたにとって』『使いやすい方法』を見つけてください。
今回の設定も、あくまでも『作例の一つ』です。
メタルシェーダーの設定方法もこれ以外にあります。
一番、あなたに、都合の良い方法を見つけてくださいませ♪
エンジョイ! & サンキュー♪
【この記事を書いた日 2021/02/26 9:35 】
コメント