【D|S】服や髪に『関節(ボーン・リギング)が入っている』とは?【2018/01/29 更新】】

3Dいじり
3DいじりDaz StudioDaz Studio 基礎講座Daz Studio 服・小物 自作 講座チュートリアル

この記事は約8分で読めます。
Daz Studio4の、『服に関節が入っている』という意味。
↓こういうことです。

f:id:amakawawaka:20170621053037j:imagef:id:amakawawaka:20170621052916j:image

いきなり言われてもわかりませんね。
説明しましょう。
フィギアのボーンとは?
Genesis 2 Femaleのボーンを見てみましょう。
Genesis 8 Femaleの時代なのにGenesis 3 FemaleでもなくGenesis2を出すとかw
普通に出すと体のメッシュしか見えませんが、

f:id:amakawawaka:20170621053051j:imagef:id:amakawawaka:20170621052920j:image

ジョイントエディターツールにすると↓『骨格』が見えます。
ついでなので、Genesis全世代並べてみました。

f:id:amakawawaka:20170621052826j:imagef:id:amakawawaka:20170621052956j:image

f:id:amakawawaka:20170621052924j:imagef:id:amakawawaka:20170621052849j:image

これを『ボーン(骨格、関節)・リギング』と呼びます。
骨に当たる部分に楔形のボーンが入っています。
これは服にも入っています。
服のボーンとは?
服にも、人体と同じボーンが入っています。

f:id:amakawawaka:20170621053008j:image

f:id:amakawawaka:20170621053003j:image

シャツと人体で、『同じ骨』が入っているのが分かりますか?
これがあるから、DAZの服は『オートフィット』で自動的に着せることができます。
服に設定されているボーンを、人体のボーンに長さを合わせてくれるのですね。
これがDaz Studio4.9の凄いところ!
服にボーンが入っているので『オートフィット』ができるわけです!
だから、服作成も楽なんです。
メインフィギアの形に服を作ってボーンを入れると(Transfer utility)、
それでその世代のフィギアなら誰にでも着せることができます!
第四世代より前はそういう構造ではなかったために
体型が違うフィギア用に、服を別売りしていましたね。
Genesisって凄い画期的なんです!
Mayaだと、毎回毎回ツールを出して変更しなきゃいけません。
こういうのも、私が、人体フィギアならDaz Studio4.9を勧める一因です。
オートフィットは本当に凄いです!
Genesis世代から入った方は、オートフィットの凄さがわからないでしょ?
あって当然だから、破れがどうの、って言うでしょ?
違う世代の服を着せて『破れ』ぐらいで『済む』のは凄いことなんですよ!
話を戻しましょう。
追加ボーンのあるスカート
左はGenesis 2 Femaleのボーン。右が、ドレスのボーンです。

f:id:amakawawaka:20170621053012j:imagef:id:amakawawaka:20170621052940j:image

先程のシャツと違って、スカートにボーンがたくさん入っていますね。
これで、スカートを自由自在に動かすことができるのです。

f:id:amakawawaka:20170621053016j:imagef:id:amakawawaka:20170621052944j:imagef:id:amakawawaka:20170621052903j:imagef:id:amakawawaka:20170621053043j:image

f:id:amakawawaka:20170621052928j:imagef:id:amakawawaka:20170621053055j:imagef:id:amakawawaka:20170621052854j:image

これは、ボーンを設定した上で、服モーフも一緒に設定されるようになっているものです。
かなり面倒臭い手間を掛けて下さっている服です。
どれだけ面倒臭いか?
↓この手順を一回として、モーフの数だけ実行する、ということです。
私はこの一つ設定するのでイライラしましたw
なれればなんてことはないんでしょうけど。
ボーンとモーフがたくさん入っている服を見ると拝みたくなります。
ただ、ボーンとモーフが連動していないものもあるので
この服が神掛かっているだけ、とも言えます。
プロの仕事ですね!
服のボーンを動かすのは『パラメータ』で操作します。
人体フィギアにポーズを取らせてから、服の調節をしましょう。
服を選択して、パラメータタブを開きます。
このドレスは『アクター』の項目にモーフが入っています。

f:id:amakawawaka:20170621053047j:image

↓入っているモーフが一覧されます。

f:id:amakawawaka:20170621053059j:image

『アクター』の中の『アジャスト』。破れ調節モーフです。

f:id:amakawawaka:20170621053020j:image

『アクター』の中の『ムーブ』モーフ。

これが、『動きモーフ』です。

f:id:amakawawaka:20170621052859j:image

いろいろいじってみてください。
↑この服は↓これです。

f:id:amakawawaka:20170621052821j:image

↑このアイテムの商品ページの詳細↓
こういうのは、
商品紹介ページの『一覧』で書かれています。
↓見やすい一覧の例。

f:id:amakawawaka:20170621053000j:image

緑の部分が『モーフ』、赤い部分が『ボーン』です。水色は『アジャスト 調節(破れ回避)』。
ただ、これは『書き方が統一されていない』ので、
モーフをたくさん入れているのに、何も書いてない方もいらっしゃるんですねw
大体この形式で書かれています。
追加ボーンの無いスカート
足に対して、あまりスカートが左右されないものには、
スカートにボーンが入っていないこともあります。
足のボーンは入っていますので、足に連動してスカートが動きます。

f:id:amakawawaka:20170621052952j:image

↓これもボーンは人体と一緒ですが、

f:id:amakawawaka:20170621052830j:image

スカートに『モーフ』がたくさん仕込まれています。

f:id:amakawawaka:20170621053031j:image

足の動きに合わせて↓似たようなポーズのアイコンをクリックすると、
服に、そのポーズにあった皺が入ったり、布が垂れます。

f:id:amakawawaka:20170621052836j:image

↓このアイテムです。

f:id:amakawawaka:20170621053024j:image

↑このアイテムは、↓一覧が見にくい!

f:id:amakawawaka:20170621052932j:image

行末に『コロン』がついているのが、『アイテム名』。
その下の行から、次のコロンがついているものの上の行までが、そのアイテムの説明です。

f:id:amakawawaka:20170621052815j:image

水色が調節モーフ。これは主に、破れを繕うための『アジャスト 調節』です。
『アジャスト』が行頭についていない(赤枠)のが、大体は動きモーフです。
ユーザーとして嬉しいのは、赤とピンクの枠の行が多いことです。
この二つが多いと、『動きに対応するモーフが多い』ということになり
使い勝手が良いです。
緑色が、キャラクターシェイプなどに対するモーフです。
アイコちゃんとヴィクトリアだと体型が違います。
そういう基礎モーフを入れると、胸を小さくする大きくするとかも入っているものがあります。
『breast 胸の調節』がたくさんあるのはそのためです。
最後にピンク枠の『ポーズ対応モーフ』ですね。
これは、無いベンダーさんが多いです。
ですので、こういうのは『使いやすさ』『便利モーフ』として、私も新商品記事に特記します。
↓こういうのです。

便利モーフ沢山髪 | DAZカテゴリ一覧

便利モーフ | DAZカテゴリ一覧

ただ、この『便利モーフ』って技術的にどんどん進歩していきますので
『昔の便利モーフ』は『今だと標準』ってことも多いです。
昔の髪にはモーフが入っていないものも多いですが
最近の髪でモーフが入っていないものは無いです。
ですので、『その時々の技術レベルでの便利モーフ』ということになります。
その『技術レベル』は、3D一般ではなく
DAZで販売しているもので、私が気づいたレベル』です。
私が気づかない限り、特記できません。ごめんなさい。
髪のモーフに関しては、大きく動くものが出てきたので

アクションヘア(大きく動くモーフ) | DAZカテゴリ一覧

というタグを新設しました。

『便利モーフ』は『モーフの数』だけで判断しています。
30個ぐらい以上あると、つけてました。
最近多いのが増えてきたので、そろそろ80個ぐらい以上になるかもです。
『アクションヘア』というのは『動きモーフ』のなかでも、
大きく動くものだけの数だけで判断しています。
基準の一つに、『紹介画像で大きく動いている画像がある』ということです。
モーフがたくさん入っていても、髪が翻っている写真が無いものは
そういうモーフは無い(小さく動くものだけ)と判断しています。
こういうタグは
「あ、なんかこの系増えてきたな。タグつけた方がいいかな?」と
思ったときにつけるので
それより前のアイテムにはついていません。
時間を見つけては、さかのぼってつけています。
『この系のタグが欲しい』というのをリクエストしてくださると
付けられるようならつけます。
髪にボーンが入っているとは?

f:id:amakawawaka:20170621052808j:image

↓左が人体ボーン、右が髪のボーンです。

f:id:amakawawaka:20170621052913j:imagef:id:amakawawaka:20170621052947j:image

f:id:amakawawaka:20170621052840j:imagef:id:amakawawaka:20170621052907j:image

後ろ髪と、胸に垂らしている髪にボーンが入っています。
シーンで髪を開いて↓選択している部分が『追加ボーン』です。
(服も、仕組みは同じです)

f:id:amakawawaka:20170621052936j:image

↓詳細の緑枠の部分です。

f:id:amakawawaka:20170621052844j:image

↑『ムーブメント(赤枠)』の中で緑の部分がボーン。下三行がモーフなのかな?
モーフとボーンは見分けがつきにくいですが
とりあえず、ここらへんの行数が多いと、
『ベンダーさんが「使い勝手」のために頑張ってくださってる!』と思ってくださいw
特に髪の毛は、モーフが無いと使いにくくて仕方ないですから。
用語解説っぽいもの&自作派へのリンク
モーフ、ムーブメント、ボーン、リギング、スタイル。
これらの用語が、いま一つ……うーん……
現時点で私が理解している説明。(違ったらごめんなさい)
リンクは、『このように作るだろう』という私の予想です。
一応、全部したことがありますw
モーフ
変形させたメッシュを設定していること。
動きモーフも、調節モーフも入る。
ムーブメント
動きモーフ、ボーン設定のこと。
リギング
ボーンを組み合わせて関節を作ること。
ボーン
骨格の一部。
スタイル
これが多分、ベンダーさんの中で統一されてない……気が、する。
リギングに合わせてモーフを当てていること、でいいのかな?
  • リギング+モーフ
  • 多数のモーフを一括で動かすモーフ
リギング > ボーン
モーフ > ムーブメント、スタイル
でいいのかな?
まとめ。
【D|S】服や髪に『関節(ボーン・リギング)が入っている』とは?

普通なら、フィギアのボーンに追従する服や髪を

もっと『服だけ』『髪だけ』を動かすための技術。

あればあるだけ便利!

ということでした。

この記事でわからないことがあれば、この記事にコメントください♪

【D|S】服や髪に『関節(ボーン・リギング)が入っている』とは?

でした。

エンジョイ! & サンキュー♪
【この記事を書いた日 2017/06/208:47 】
【この記事を書いた日 2018/01/29 17:32 追加】↓
ボーンの表示を消したいとき
ユニバーサルツールとか、
『ツール』を他のものに変更してください。
f:id:amakawawaka:20180129173124j:plain

コメント

  1. まさむね より:

    こんにちは〜天川様

    初歩的なことかもしれませんがボーンの「非表示」にする方法がわからなくて教えてもらえませんか〜

  2. まさむね より:

    訂正します。ボーン表示の三角みたいのをビューポートで非表示にしたいんで。いじくってたら表示されたままになってしまいまして、、、

  3. まさむね より:

    何回もすみません。Sceneにあるボーン付きのを削除すればいいんでしたね〜

  4. まさむね より:

    解決いたしました〜