【ZBrush】フィギアの顔をいじるまでの基礎作業【Daz Studio4連携】

【ZBrush】フィギアの顔をいじるまでの基礎作業【Daz Studio4連携】3Dいじり
3Dいじり3dでマイキャラ作成3Dを自作するZBrush作業記録

この記事は約10分で読めます。

ZBrush 4R7で顔をいじるまでの、初期作業。

これを知ってると知らないとでは作業効率が100倍違います。

 

今回はDaz Studio4のフィギアとの連携ですが

すでにUVを設定しているフィギアでしたら同じ動作です。

 

 

Daz Studio4からZBrushにフィギアを書き出す。

Daz Studio4から人体フィギアを書き出すときの法律

絶対にこれは守ってください。泣くのはあなたです。

 

シーンでフィギアのトップを選択する。

20160728_00Create3D3219

 

パラメータータブで『オール』を選択する。

20160728_00Create3D3220

 

レゾリューションレベルを『ベース』にする。

20160728_00Create3D3221

↑これを確実にしないと、あとで泣きを見る。

 

普通のフィギアはここが『ハイ レゾリューション』になっています。

そのまま書き出してZBrush 4R7で改変しても、Daz Studio4に読み込めません

 

何回泣いたか、本当に。

 

必ず『ベース』で書き出してください。

 

私も、作業記録で毎回必ず書きますが(私がこれまでそれで失敗してきたので)

絶対に 『 ベース 』 にしてください。

 

Daz Studio4からZBrush 4R7への書き出し設定

Poserに書き出すときと一緒。

20160728_00Create3D3222

今回は顔をいじるので、1000%で書き出し。

 

拡大率はなんでもいい。

同じ倍率で縮小させて読み込むことだけが絶対。

 

Windows10になって、OBJファイルにこんなアイコンついてて驚くw

20160728_00Create3D3223

 

ZBrush 4R7作業。

ZBrushツールのインポートで、先程書き出したOBJを読み込む。

20160728_00Create3D3224

20160728_00Create3D3225

 

ブラシサイズ6でこんなサイズ。

20160728_00Create3D322720160728_00Create3D3226

1000%(10倍)で読み込んでこれです。

等倍だと、目回りなんていじれません。

 

10000%にすると、ZBrush 4R7での取りまわしがかなり大変。

なので、3000ぐらいならいいのかもしれませんが

縮小するときに打鍵多くなるのも面倒なので、1000でやってます。

 

OBJでの授受が凄く多いので、

打鍵間違いするような数値は入れない方がいいです。

 

フィギアの顔をいじるときは、大体、20回ぐらいOBJの授受をします。

3000とかの倍率にしていると、必ず何回か間違えますw

10000でもたまに間違えるのにw

 

 

ZBrush 4R7は本来、こんな頂点一つ一つを動かすようなソフトではないです。

そういうのはMayaの方が向いているのですが

Mayaだと、Dazモーフを作るのができなかったから、ZBrush 4R7を使ってるんだと思います。

過去記事にその失敗例があると思うんですが、またの機会に。

 

 

グループを設定する。

グループを表示させると、すでに、なにかの境目でグループが別れています。

20160728_00Create3D322820160728_00Create3D3229

これでは用を足さないので、

ポリグループタブで『オート グループ ウイズ UV』をクリック。

20160728_00Create3D323120160728_00Create3D3230

Dazの、UVの境目でグループが変わります。

 

作業する部分だけ表示させる。

コントロールとシフトキーを押しながら、顔をクリック。

20160728_00Create3D3232

そのグループ以外が不可視になります。

 

左右対称を必ずチェック。

20160728_00Create3D3233

 

ブラシサイズ2でこんな大きさ。

20160728_00Create3D3238_thumb20160728_00Create3D3237_thumb

 

注意。

ムーブブラシで『ブラシサイズ 1』にしてはいけないです。

なぜかしりませんが、メッシュがグループごとごそっと動きます。

私の環境だけかもしれませんが

ブラシサイズは2が最低数値。

 

ブラシサイズ1にするときって拡大しているので、全体が見えていません。

その時に、ごそっとグループごと動くと『何も変化がない』という認識になります。

あとで、全体を見てグループごとずれていることに気づき、意味がわからなかったです。

 

要因をつぶすと、『ブラシサイズ1』しか残らなかったので

多分これが原因だと考えています。

 

確認して、そうならない人は、ブラシサイズ1も使ってください。

 

顔以外の部分も表示させたい場合。

眼球が無いとやりにくいですね。

20160728_00Create3D3239_thumb

↑この状態にする方法。

 

フィギアを全部表示させます。

 

コントロール、シフトを押しながら、睫毛をクリック。

 

睫毛だけが表示されるので、もう一度、その睫毛をコントロールシフトクリック。

 

すると、その睫毛だけが消えて、他が表示されます。

 

他の睫毛もコントロールシフトクリックで消していきます。

20160728_00Create3D3240_thumbムーブモードにして

コントロールシフトで、顔をクリック。

 

すると、顔以外がマスクされます。

 

↓こういう状態です。

20160728_00Create3D324220160728_00Create3D3239_thumb

睫毛を消したときに体も消しておけば、ここで顔だけが表示されます。

顔のアップしか見ないので、体は消しませんでした。

 

ドローモードで作業継続。

20160728_00Create3D3241_thumb

これで、眼球を表示させた状態で、眼球には触らずに

皮膚だけをいじれます。

 

この一連を知らずにZBrush 4R7を使っていると凄く大変だと思います。

 

 

これをせずに目を垂れ目にすると↓眼球も垂れますw

20151225_00Create3D055320151225_00Create3D0554

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↓このコ達、眼球も垂れてるんですよw

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↓この人を作ったときに、ようやく眼球を修正しました。

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動かしたくない部分のマスクとか、本当に気をつけてください。

 

作業する前にもう一度再確認。

左右対称にしてください。

20160728_00Create3D3233

左右対称でなくても良い場合は勿論、いりませんが

ほとんどのフィギアはこれが必要の筈です。

 

Dazへ書き出す。

思うさま、いじって

Dazに読み込むときに10%で読み込んでください。

それで、Dazでは等倍になります。

 

数値以外は触らなくていいです。

 

モーフ作成でしていいのは『頂点』の変更だけです。

Mayaみたいなソフトだと、頂点数が変わっていてもモーフが作れますが

Daz Studioでは、『頂点』の数と、並びが変わると、モーフ作成として失敗します。

 

車のエンジンの仕組みしらなくても車は乗れます。

頂点がどうのと仕組みを覚えなくても良いですから

『頂点だけ動かす』ということを覚えておいてください

 

拡大、縮小、移動

していいのはこの三つだけです。

 

ですので、ZBrush 4R7でモーフを作成するときに

選択しにくいから、と部品をサブツールにわけることは絶対にしないでください。

 

この記事で紹介したように『マスク』と『ヴィジブル(表示設定)』だけを使って

利便性を確保してください。

 

マージスプリットしたらモーフとして読み込めないのは確認済みです

ZBrush 4R6での確認ですので、今後改善されるかもしれませんが

しない方が無難です。

するときは、先に確認してください。

 

モーフ作成にMayaを使わない理由。

思い出しました。

Mayaでも、勿論モーフ作成はできます。

 

なぜ使わないかと言うと、Mayaは『表示、非表示』がZBrushより面倒なんです。

MayaがあるのにZBrushも使う理由。 | Create3D-3dCG制作作業日記

ただそれだけでした。

 

 

今回、この記事で、大きな失敗をしていました。

 

わかりますか?

 

フィギアの顔だけを作る場合は、

体は、基礎フィギアのままじゃないといけないんです。

 

↓すでに体を作った状態で書き出してしまいました。

20160728_00Create3D3228

今回は、この顔を流用することは無いので、このままやります。

 

ですが、顔だけを作っている時は、

体は基礎のまま書き出してください。

 

すっっっかり、忘れてました。

 

体を基礎フィギアのまま、顔だけのモーフを作ると、

どの体型のフィギアの顔もそのモーフで変更できます。

 

体も作ってしまうと

顔だけ変えたくても、体型も変更されてしまうんです。

 

そこ注意してください。

今、私が間違えたように、結構、うっかり間違えますw

 

【ZBrush】フィギアの顔をいじるまでの基礎作業【D|S連携】

でした♪

 

エンジョイ! & サンキュー♪

【この記事を書いた日 2016/07/28  8:19 】


 

 

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3d小物作成 | Create3D-3dCG制作作業日記

 

 


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最初に作るキャラは、美形は止した方がいい、理由↓

【設定を詰める】3dでマイキャラ作成。ガリ・アさんを作る。1【ごたく】 | Create3D-3dCG制作作業日記

 

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