DAZ サブデビジョンでウエットブラシの変わりになるか。【Daz Studio4.6】

3Dいじり
3DいじりDaz Studioメイキング作業記録

この記事は約6分で読めます。

カツラにボーンを入れるときに、一番問題になるのは、ウェットブラシ。

 

ボーンを自動で入れて、サブデビジョン掛けたらつるっとなるのなら、その手間が不要になる。

 

検証方法。

  1. 15分割のポリゴンを作る。
  2. 15個のボーンを自動で入れる。
  3. そのまま曲げるとカクカク。
  4. サブデビジョンを掛けるとどうなるか。

 


●15分割のポリゴンを作る。

前に作った髪を使ってもいいんだけれど、今回はプリミティブで円筒を作る。

130531_D0870

 

130531_D0872

 

130531_D0873


●15個のボーンを自動で入れる。

○OBJで書き出す。

130531_D0874


○フィギアに変換。

130531_D0875 130531_D0876


○ジョイントエディターツール

ボーンを縦にして、上を始まりにする。

130531_D0877 130531_D0878 130531_D0879 130531_D0880


○フィギアセットアップタブ

ボーンを連続追加。

130531_D0881130531_D0883130531_D0884

 

先程書き出したOBJをジオメトリとして読み込み、書き出す。

130531_D0885  130531_D0900

 

初期形状は邪魔なので削除。

130531_D0886


○フェイスグループタブ。

 

フェイスグループを割り当てる。

矩形選択モードにする。

130531_D0890

 

矩形選択して15のフェイスグループを造る。

130531_D0887130531_D0888130531_D0889

前は↑のメニューでは作れなかったんだけどな。

今回作れるようになっているのは、プリミティブだからか、4.6だからか、Daz Studioのご機嫌か。

 

15個のフェイスグループを造る。

130531_D0891

ここで、ボーンとフェイスグループを同じにしていると、次の手順で自動で当たるっぽい。

 


○フィギアセットアップタブ

 

フィギアセットアップタブに読み込み。

130531_D0892

 

1.OBJは削除。

130531_D0893

 

01をa1にドロップしていく。

130531_D0894

先程、フェイスグループをボーンと同じ名前にしておくと、ここで自動であたるらしい。

 

けど、ボーンを一気に作ったときに『01』と桁数を揃えてくれないので、それでフェイスグループを作ると、ややこしい。

ボーンと同じ名前にすると、フェイスグループタブで

1

10

11

12

13

14

15

2

3

4

……

 

↑今回ならこうならんでしまう。

今回は15コぐらいだから手でジオメトリを設定できるけど

何十個になったら、↑の並びで我慢するかもしれない。

 

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Daz Studioはそこを解決してくれていた。

 

130531_D0931

↑赤枠の所のチェックを着けると、自動的に頭にゼロを入れて桁数を合わせてくれる。

でも、ボーンの名前を入れないといけないので、連番の数字だけにはできない。

だから、フェイスグループの名前をつけるときに、連番数字だけじゃなく、頭に『1』を着けるのが一番簡単かな。

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閑話休題。

 

とにかく、フィギアセットアップタブの左ペインのジオメトリを右側の同じ数字の所にドロップすると、

NONEがフェイスグループの数字に変わる。

全部変える。↓

130531_D0895

 

書き出す。

130531_D0900

 

前のオブジェは削除。

130531_D0896


○ジョイントエディターツール

とにかく、ボーンは横になっているので

130531_D0897

 

縦に直す。

130531_D0898

 

14だけ縦にした時の様子。

130531_D0899

 

全部縦にする。

130531_D0903

 

 

○ボーンをフェイスグループに合わせる。

 

130531_D0904

 

赤い部分がフェイスグループの長さ。

水色部分がボーンの長さ。

 

↓ボーンをフェイスグループに合わせていく。

  130531_D0905

 

 

なぜか中心軸がずれている。

130531_D0906130531_D0907

 

Xにゼロを打ち込んで中心に揃える。

130531_D0908130531_D0909

 

できました。

130531_D0910

 

メモライズします。(今の状態をデフォルト設定とする)

130531_D0911


○ウェットマップブラシツール

130531_D0913130531_D0914130531_D0915

オケ。



どうにか、前の記事を見ずに、記憶だけでここまで来れた!

(色々選択間違いやったけど←スクショには残していないだけ)

私の記憶力もまだまだイケテル♪


○フィギアセットアップタブ。

下を引っ張ったらぐにゃっと曲がるように設定する。→IK chain

(アイケーチェーン インバースキネマティクスチェーン)

 

 

リギングタイプをレガシーに変更。

130531_D0916

 

一番上のボーンを選択して、『クリエイト  IK chain』

130531_D0917

 

今回はこれしかないので名前はテキトウでいい。

130531_D0918 130531_D0919

 

円筒の下の方をシーンで選択。右に引っ張る。ぐにゃっ。

130531_D0920   130531_D0921

これが、IK chain。


●そのまま曲げるとカクカク。

130531_D0922130531_D0923

 

準備完了。

ここからがこの記事の検証。


●サブデビジョンを掛けるとどうなるか。

○シーンタブ

オプションでサブデビジョンを設定。

130531_D0924

 

○パラメータタブ。

ハイレゾリューションになっている。レベルも6。

130531_D0925

 

変化無し!

130531_D0926

えっ?

 

変化無し?

 

縦の四角い角すら取れてない。

これはおかしいんじゃない?

 

Genesisだって設定できるわけだから、フィギアができないわけでも無いでしょ?

 

レンダリングではできてた。

130531_D0928

あーびっくりした。

 

前にしたときは、プレビューでも変化出たやん。

【サブデビジョン】カクカクアイテムをなめらかにする。【Daz Studio4.5 ベータ】 | Create3D

 

ま、とりあえず、ウェットマップをイチイチ書き直さないでも、サブデビジョンでなめらかになることはわかった。

 


■カツラを作る方法。

  • Shadeで短冊を作って張り付ける。
  • Look At My Hairでスタイリングして、髪一本の太さを大きくしてOBJ書き出しする。

 

Shadeで短冊を作るのが当初の予定。

Look At My Hairの問題は、今の私のDaz StudioでLook At My Hairがインストールできない、ということ……(大問題)

 

Genesisの首だけ読み込んで髪を生やし

すとんとストレートで落とすだけだから、Look At My Hairでも簡単だと思うんだ。

 

できるならGaribaldiでやりたいけど、Garibaldiは太さの限界があって、アニメ絵の太さにはできない。

 

とりあえず、それはまた別の記事にするとして、今回は完了!

 

ここまで、円筒一本にボーンを仕込むのに、この記事を書きながら一時間半。

記事を書かずにやったら十分ぐらいでできるんじゃないかと思う。

 

かつらを作るなら、50~100、この作業を繰り返すことになる。

 


 

検証

DAZ サブデビジョンでウエットブラシの変わりになるか。

 

 

答え

ある程度はなる。

 

完了!

 

2013_05_31(金) am06:29

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