ここ最近、髪の毛の作成で思考がぐるぐるしている。
3dで髪の毛を作ることについて。【Shade、Daz Studioなど】 | Create3D
↑から始まって
Daz Studioで使う、ル・アさんの髪の毛を作る。長髪ストレート。【Shade10.5】 | Create3D
ZBrushに行って
【ZBrush4R6】ジースフィアで髪の毛を作ったら、モーフを簡単に作れる? | Create3D
【ZBrush4R6】ジースフィアで髪の毛を作ったら、モーフを簡単に作れる?2 | Create3D
【ZBrush4R6】ジースフィアで髪の毛を作ったら、モーフを簡単に作れる?3 | Create3D
【ZBrush4R6】ジースフィアで髪の毛を作ったら、モーフを簡単に作れる?4 | Create3D
挫折。
今まで、いくつか髪の毛を作ってきて、なぜいま、また作り方を見直しているのかというか
ずっと’13に入ってから髪の毛をいろいろな方法で作っているのかと言うと
今後、ゲームキャラやら小説の漫画化などで、とにかく『キャラの大量作成』をする必要があり
キャラを作るなら髪の毛も大量に必要だから、です。
一本の話で最低二人、できれば四人。
全部作るとなると数十人のキャラを作らなきゃいけない。
モブでもメインでも、ショートカットなら、Daz Studioで買った髪で大満足、なんだけど
長い髪になると、好みの髪形が無い。(東洋ファンタジーの髪が少ない)
Dazで販売されているものは『汎用性』を前提に『ポリゴン数』を押さえてあるものが多い。
だから、アイテム紹介画像では綺麗でも、モーフを動かしたり、D-Formerで動かすとカクカクが見えてしまう。
そして、もちろん、『アクション動画』のためには作られていないから、髪がモーフで動くったって、そこまでダイナミックなモーフではない。
なら、作家さんの髪に自分でモーフを作ればいいけど、……
なら、最初から自分で作ればいいんじゃん?
ってことで今に至っている。
本当にゼロから
つか、普通のアイテムすらほとんど作ったことが無い状態で髪を作成しているので
Shadeの使い方から、チュートリアルくびっぴき(笑)
Shadeで髪を作るのは、これが三作目。
↓これで基礎のここまでに九時間。
最初の修正に11時間。(いまだ完成していない)
この髪で12時間。(まだ後ろ髪を整えていない)
↓ここまでで三時間。
↓ここまで一時間。(ZBrush)
Shadeの髪作成も四作目で大幅に時間が短くなっているし、
ZBrushならそれこそ三分の一以下の時間で基礎が出来上がる。
ここでよろめいているのが、Mayaなんだよね(笑)
MayaってYouTubeで見てる限り、ものすごい速さで髪の毛が作れて、
しかもデフォルトでダイナミッククロス(ソフトボディ)になってる。
もちろん値段もものすごく違うから並列には言えないんだけど
時間をお金で買うなら、これが最高のソフトであることは間違いない。
ついでに、知り合いにこれを使っている人がいる、というのもネックかもしれない。
私の求める『髪の毛の美しさ』なら、YouTubeで見てる限り、Mayaなんだよね。
とりあえずそれを退けたとして、
ポリゴンで髪を作る場合、以前にも考えていた、
『頭に針鼠』のように髪の毛のポリゴンを真っ直ぐに突き刺して
他のソフトでダイナミッククロスにして下に垂らす。
これをすると、髪を体に沿わすのが自動でできる。
長髪で何が難しいって、髪のポリゴンを重ならないように体に沿わすのが面倒なんだ。
Shadeで、すでにテクスチャを張り付けた円筒や板ポリを針鼠にして、CarraraかBlenderに渡す。
そこで髪の毛をシミュレーションして下ろす。
仕上げはZBrushですればいい。
ここまで考えてふと思った。
Daz StudioのLook At My Hairでポリゴンの置き換え(ZBrushのマイクロメッシュ)ができる。
ZBrushでもマイクロメッシュができるから、それで円筒をはりつけてもいいかもしれない。
Shadeだと、チクチクと針鼠に針をたてていかなきゃいけないけど、Look At My Hairなら
最初に針鼠になっているからその手間がいらない。
そして、円筒自体はDaz Studioのプリミティブで作ることができる。
しかも、Daz Studioのプリミティブは、初期状態でUVが貼られているので、その面倒が無い。
ということで、Daz Studioだけで基礎を作ってみよう、という企画。(長!)
まぁ、また、ちゃんとできたらチュートリアルとして書き直すので、
これは『作業記録』ということで
思考過程が長々と出るのは勘弁してください。
これをせずに作業を始めると、結局、なんのために何をしているのか忘れて仕上がらないことになるので。
- Daz Studioで円筒を作る。
- Genesisの頭にLook At My Hairで針鼠を作る。
- それを円筒で置き換える。
- 円筒に髪テクスチャを貼る。
- 他のソフトでダイナミッククロスにする。
よし。
やってみよう。
Look At My Hairの使い方すっかり忘れてた。
しかも、コード入力からやり直しとくらぁ……
そして、Look At My Hair触ってる間にDaz Studioが落ちた。
そうだ、Look At My Hairって、Daz Studioがよく落ちるからイヤになったんだった。
もう一度落ちたので、Look At My Hairはあきらめる。
Look At My HairとかGaribaldiとかインストールしたのはDaz Studio4.0で
今は4.6なので、バージョンアップに対応していないというかうちのマシンの不具合かもしれないし。
面倒なので、ZBrushのマイクロメッシュを使ってみる。
もちろん、チュートリアルから始まるのだ。
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Shade作業
Dazのプリミティブの『円柱』は蓋があったので、Shadeでこんなん作った。
縦32、横4。つまりは四角柱。
なんでわざわざShadeなのか、って
私がメタセコよりShadeの方が慣れているから。それだけの理由。
そういや、ZBrushって、『伸ばす』ことはできても『縮める』のって簡単じゃなかったような……
と思いなおし、一応長さを四種類作った。
↓左から、
- 頭頂からの一番長い髪。
- 襟足からの後ろ髪
- サイドの胸に掛かる分。
- 前髪
と、作ってみた。(ゼロ位置で横にして書き出す)
Shadeでは線形状を↓こんなふうにポリゴンに変換する。
これは前髪。
横に4、縦に10分割。
できたあとは、アップの場合はDaz Studioでサブデビジョン掛ける予定。
ZBrush作業
頭を切り取って、ポリゴンを貼り直そうかと思ってたけど
ベースで書き出したらこんなもんだから、これでそのままやってみる。
マイクロメッシュだと、Look At My Hairみたいに部分指定はできないっぽいから
髪を生やす部分だけ切り分ける。
そう言えば男の人の生え際ってどんなんだっけ(いまさら?)
Google画像検索で『男性 生え際』って検索したら、薄外のお悩みサイトばかり出てきたので(笑)
『男性 オールバック』で検索し直し。
こんな感じにしといた。
こんな感じにスプリットマスクドでわけた。
はっ!
髪の長さごとに髪ポリゴン作ったんだから
選択範囲もそれごとに作んなきゃいけないんじゃん。
でもとりあえず、様子を見るために、この一つ頭でやってみる。
チュートリアルを見返して、ここで疑問。
普通のマイクロメッシュでやるのか。
ファイバーメッシュをマイクロメッシュで置き換えるのか。
長いからファイバーメッシュの方がいいのかな?
なら、最初からZBrushでチューブを生やしたらどうなの?
あれ? ここに戻ってきた?
いや、チューブは頭と尻尾に蓋がついてるからだめなんだ、って。
それに一本一本手で生やすコトニなる。それがいやなんだってば。
とりあえず、ZBrushにShadeで作った四角柱を読み込んだら、
上下に蓋がついてた……
それがイヤだから、Shadeで作ったんじゃないか!
Shadeで面を削除して書き出し、読み込み直した。
半分は裏面になるので、この角度だと見えないけど、四角柱。
プレインを出してきて、四角柱の口の大きさを合わせようとしたら、こんなことになってた。
四角柱に垂直にしようとしたら……
なんでそんなところが自己主張しとるんだ。
(プレインに刺さっている部分が引っかかっているのかもしれない)
Shadeのポリゴンがだめなんかい?
ならメタセコかDazで読み込み直そうかと思って
まず、単体で読み込んでるのを傾けてみたらできた。
これをアペンドで、プレインに読み込んだんだけどな……
読み込み元で角度を整えた。
プレインが表示されないという不具合が出たので、キューブで位置と大きさを調整。
ベストプレビューレンダと、ドローマイクロメッシュをチェックしても、
表示はこれのまま。
他のプリミティブでやってみたけど、できてない。
私の髪ポリゴンのせいじゃない。
↓『ベスト』ではなくて、その下の『BPR』のアイコンをクリックしたらできた。
そんな問題。こんな問題。
こういう、本当に初期の部分でつまずくと、解決策はどこにも載ってないんだよね(笑)
ステキなことになった。
方向間違えてたのを使ったらしい。
うん。方向性としてはあってる。
プレインを読み込んでみたらこんな感じ。
さっき大きくしたのは、方向が違うのをしたらしい。
Shadeで円柱を100倍にしても結果は同じだった。
円柱をユニファイ指定しても一緒。
Shadeで100倍にしようが1000倍にしようが
ZBrushに読み込んだらこの大きさになる不思議。
でも、ブラシのサイズで見ると、100倍なんだよ。
そしてこのまま何も指定せずにDaz Studioに書き出すと、また、普通に使えるサイズなんだ。
ZBrushのサイズ扱いって不思議だなぁ。
プレインに対して、この大きさまで拡大する。
やっぱりファイバーメッシュでしなきゃいけないのかな?
どうも……できてるっぽいんだけど、なんでこの枠から外はレンダされないの?
紙の大きさがここまでなの?
コンバートBPRツー ジオにすると
こう。
うん……まぁ、うん…………方向性はあってる。
あり?(左下が鼻。後頭部は右上)
なんでみじかいのがあるの?
というか、顔の方に生えてる。
ああ、生える方向が逆なんだ。
さっき、プリミティブプレーンに合わせたときにめり込ませる方向を長くしちゃったんだね。
プレーの位置が↓赤枠の所。
そうそう、こんな感じ。
実体化。
なんで、こんな、長さに差があるんだろう……
裏面も表示してみた。
ああ、ポリゴンの大きさによって、細さが変わるだけじゃなく、長さも変わってるんだ。
じゃあ、最初から前髪の長さのポリゴン使ったら
頭全部がちょうどいい長さになるんじゃない?
生え際が、ポリゴンが小さくて、頭頂辺りは大きいから。
見事に地肌が見えない。
この並べるのが一瞬で終わるとか……天国♪
問題のテクスチャだ。
UVは当たってるんだけど、テクスチャを当ててもこちらの思う通りには表示してくれない。
結論1。
とにかく、ZBrushで作ったオブジェは、Shadeで設定したUVがまともになっていない。
違うソフトなのだから、それは仕方ない。
えー……
UV貼ったオブジェをZBrushで敷きつめたのに?
UVマスターで、すでにあるUVを使って展開する。
なぜに折り畳まれているのですか?
32×8の、長方形のUVなんだよ?
テクスチャを当てたら、この形のままあたる(T_T)
ポリゴンを動かそうにも、この周囲に8つのポリゴンが無い。
ものすごく中央に巻き込んで平坦化しているので
つまもうにもつまめない。
これって、ShadeであてたUVだからこうなの?
とりあえず、この時点でのポリゴン数、43000弱。
容量3メガ。
この髪で、13メガ。
ポリゴン数は34000。
髪の長さから言うと、それほど多くは無いっぽい?
今考えているのは、
いっそアニメ風にすすむんだったら、
テクスチャはらずに、毛先を尖らせてしまえば、それでいいんじゃないの?
ってこと。
もう一度やり直す。
Shadeから読み込んだ直で、UVマスターで、アンラップせずにフラッテンしたらめっちゃ綺麗だった♪
UVマスターでアンラップすると、こうなる。
ここで歪むんだね。
ここで歪んでたんだね!
UVマスターを使う前に、テクスチャを貼ると、綺麗に貼れる♪
そして、それでマイクロメッシュを使うと、綺麗に抜けたーっ!
っしゃーっ!
シャカシャカ “”8(^∇^8)(8^∇^)8″” シャカシャカ
シャカシャカ “”8(^∇^8)(8^∇^)8″” シャカシャカ
ZBrushのテクスチャ問題クリアっ!
これで髪の毛自由自在♪
結論2
マイクロメッシュとか、設置するより先に、
テクスチャをつけなきゃいけない。
オケオケ!
何が楽って、↓この状態でテクスチャが全部に付けられること。
↑一番上が、マイクロメッシュのサブツール。
髪を一本一本選択せずとも、これを選択して、テクスチャを一回当てたら、
全部の髪に綺麗な方向でテクスチャが当たる♪
至福♪(うっとり)
Daz Studioで確認。
↓のテクスチャを透明度に設定。
ほっほっほっほっほっ~♪
美しく抜けているじゃ、あ~りませんか♪
ふっふっふっふっふっ♪
髪オブジェクトは2メガ。
テクスチャは164キロ♪
ポリゴン数は30000。
今後、スタイリングしたとしても、ポリゴン数は変わらないので、容量などはこのままだね。
ついでなので、ファイバーメッシュを置き換えるのも見ておく。
それでできるなら、別段、他のソフトでソフトボディを使わなくても、ZBrushだけで髪をしんなりさせられる。
そして、初めてのファイバーメッシュ作業だ♪
さぁ、ZBrushのファイバーメッシュはどんな使い心地かなぁ♪
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次
3Dで髪の毛を素早く作るには。2 【ZBrush4R6→Blender2.68 Carrara】 | Create3D
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Enjoy!&Thank you♪
2013_10_22(火) pm01:27
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